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山田としお メールマガジン177号
予算委員会で農業予算の削減を追及

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    ***山田としお メールマガジン No.177***   
   
                 2010年3月11日発行

        山田としお公式ホームページ
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             予算委員会で農業予算の削減を追及

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 「予算委員会で質疑をしたい、それもNHKのテレビ入りで」と
構えて、準備をしてきましたが、その場面は今夏に選挙を控えた先
生方に優先的に登場してもらうということになり、今回も私は、テ
レビなし、総理なしの出番となりました。

 9日の予算委員会は一般質疑ということで、私の場合、テーマは
当然、農政になりますが、戸別所得補償制度は衆議院でかなり議論
されているので、どちらかというとこれまで公の場で論議を避けて
きた感のあるテーマ−鳩山内閣を闇で差配している小沢幹事長の鶴
の一声で決まった農業農村整備事業(土地改良事業)の大幅削減問
題−に焦点を当てて、その不当さを追及することにしました。

 冒頭、2月8日に急逝した私の大切な友人であった立松和平さんの、
いのちの大切さを見事に著した「酪農家族」「牧場のいのち」をか
ざして、子供たちの乳牛とのふれあいと、子牛の出産を小さな体で
経験する記述を読み上げ、「いのちを守る政治」を標榜する鳩山内
閣が、事業仕分けで22年度予算から牧場・乳業ふれあい支援事業等
を廃止したことの問題を指摘したうえで、次のことを質疑しました。
 
 1つは、これもいのちの安全とも関係する、ため池の補修が求め
られているにもかかわらず、その予算をほとんどゼロ近くまで削減
していること。
 
 2つは、水利施設の資産は現在価値に評価すると25兆円にのぼる
が、年間400〜500ヶ所が耐用年数40年を経過して老朽化している。
その維持のためには年間6,000億円かかるのに、準備したのは交付
金を加えても総額でその60%にすぎないこと。
 
 3つは、農水省は概算要求で農業・農村整備事業に必要な予算を4,
889億円と試算していたのに、小沢幹事長の「半減すべき」との申
し入れで、対前年比マイナス64%の2,129億円になったこと。この
ことは、「選挙でいうことを聞かないから懲らしめてやろう」とい
う理不尽なしっぺ返しとしか考えられないこと。
 
 4つは、戸別所得補償でコメのモデル事業にこれまでの倍額の対
策を取ったことばかりが強調されるものだから、世の中からは農水
予算は大幅に増えたと受け止められているが、実は、総額では前年
度を1,000億円も下回るものになっていること。

 5つは、高齢者の医療費を比較すると、高齢化しても仕事を持っ
ている農村地域や農業生産でイキイキしている町村では、高齢者の
医療費が少ないという数字が明らかになっており、毎年増加する医
療費を抑えるためには、むしろ農水予算を増やして元気な農村を作
った方がいいこと。

 6つは、農業の雇用で、施設園芸や酪農等を中心に、外国人の雇
用が増えており、規模拡大と経営困難のなかで背に腹は代えられな
いが、日本の若者の雇用を促進させる必要があること。とりわけ、
企業も中国へ、農産物等も中国から、国内雇用も中国人ということ
について、この国の形をどう考えるのか。
 
 7つは、農業とまちづくりは連動しており、都市計画法の見直し
を行い、コンパクトなまちづくりや都市農地の扱いについて早急に
方向を出すこと。

 8つは、今まさに焦点になっている郵政改革について、全国に行
き渡るサービスの確保は必要だが、同じく農村地域で頑張っている
農協等に影響を与えないようにすること。

 今まさに政局の焦点である「政治とカネ」を鋭く追及する能力は、
とうてい私には備わっていないので、地味だが大事なことを確実に
指摘していくことだと自覚していますが、常に反省ばかりです。そ
れでも、地方出身の予算委員会の先生方からは、「がんばっていた
ね」との激励をいただきました。まあ、良しとするか。

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