参議院議員 山田としお

全国農業協同組合中央会(JA全中)元専務理事

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       ***山田としお メールマガジン No.196***   
   
                 2010年9月8日発行

        山田としお公式ホームページ
      (http://www.yamada-toshio.jp/)

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                    過剰対策を徹底追及

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1.農林水産委員会で閉会中審査を実施
 
 昨日、ようやく農林水産委員会の閉会中審査を行うことができま
した。6月初旬に、民主党の江田議長がルールを無視して議長専断
で国会を閉幕し、その後に参院選があり、そして民主党の代表選挙
という党内抗争が続き、この間3か月、口蹄疫問題、集中豪雨によ
る農業被害、コメの過剰在庫による米価低落の問題、等々課題が山
積しているのにかかわらず、国会は役割を果たしているのかと、農
林水産委員会の筆頭理事として、焦りの毎日でした。
 
 そして、なんとか委員会の開催にこぎ着けたとはいえ、与党民主
党の抵抗で時間が2時間半と制約され、十分な論議はできず、残念
でした。このような状況で行われた農林水産委員会では、自民党か
らは、私がコメの過剰対策を、野村哲郎委員(鹿児島選挙区)が口
蹄疫の基金創設対策を中心に質疑を行いました。
 
2.「過剰対策は一切取り組まない」〜山田大臣はかたくなな姿勢
に終始〜
 
 今回の質疑を通じての一番の印象は、ともかく山田大臣の「過剰
米対策については一切取り組みません」というかたくなな姿勢でし
た。
 
 その理由は、「戸別所得補償制度への参加者が増えている、ここ
で過剰米対策をやって、制度に参加しない人にメリットを与えるな
ど、不公平を助長させることはできない、米価が下がっても、戸別
所得補償制度で必要なコストを補てんするのだから、制度に加入し
ようという人が増えるようにする、そのために過剰対策は講じな
い」というものでした。私の前に質問した、民主党の主濱委員に対
しても、最後に質問した共産党の紙委員に対しても、同様の答弁を
していました。
 
 これは、大臣が、今起きている米価低落の実態やそのもたらす混
乱を十分理解していないのか、それとも承知しながら一度言い出し
たら聞かない大臣の信念なのか、または、よほど農水省の官僚が言
いこんでいるのか、それとも、民主党の代表選もあり、自らはもう
大臣を退任すると決意し、ここで将来の政策判断を規定することは
言わないでおこうと決意して臨んでいるのか、どうもはかることが
できませんでした。

3.大臣の答弁の背景は何か
 
 それにしても、私が、このまま過剰対策を講じないでおれば、米
価は引き下がるばかりだし、戸別所得補償制度の米価下落に対する
変動支払いという仕組み自体が、過剰のもとにおいてなんとか売り
込みたいと思っている生産者と、ともかく安く仕入れたいと思って
いる販売業者との間では、「価格は下げても補てんがあるからいい
じゃないか」ということで米価が下がっていくという仕組み上の問
題があることを指摘し、このままでは戸別所得補償制度自体が持た
ないと訴えましたが反応してもらえませんでした。むしろ、大臣か
らは、優越的な地位を濫用して米価の引き下げを求めている事例が
あるならビシビシ取り締まるから言ってきてもらいたい、という的
はずれの答弁がありました。過剰という環境自体がこうした取引に
なっているのであって、取り締まりの対象に出来るわけがないのに、
わざとおっしゃっているのでしょう。
 
 また、廃止の方針が出ている集荷円滑化対策に生産者自らが拠出
した基金があり、それを活用した取り組みが可能であることや、大
臣自身がかつて500万トンの備蓄を主張し、農水省も100万トンの棚
上備蓄を23年度から実施するというのだからその前倒しの取り組み
が出来るのではないのか、需給が崩れると大変なことになる、冷静
に、知恵と工夫を発揮し、財源や仕組みを用意して取り組もうと迫
りましたが、これらにも返答がありませんでした。

4.戸別所得補償制度の裏にあるのは市場原理の導入ではないのか
 
 こうなると、戸別所得補償制度で全ての販売農家のコストを補償
し、誰でも生産を継続できるようにすると言いながら、実は、長期
的に米価を引き下げて、そして補てんするとは言っても補てん基準
価格はだんだん下がっていくのであって、数年後は様変わりの低米
価になっているという状況を想定した政策になっているのではない
かという疑念が湧いてきます。私は、今回の質疑の中でもそのこと
に触れて、大臣が農業を強くしたいと思っていても、そうでない動
きの中での政策になっているのではないのかと指摘しました。
 
 というのは、昨年12月に私が鳩山総理に出した質問主意書に対す
る答弁書が、「過剰米が生じても、そのコメは自由に販売して下さ
い、それがメリットです」というものだったわけで、これは、自由
な販売と市場競争を想定したものと言わざるを得ないわけです。私
は、「そのことを大臣は承知されて、過剰米対策に取り組まないの
ですね、大臣の思いとは違うのではないのですか」と申し上げまし
たが、大臣は「農業者の制度への加入が増えれば需給のバランスが
取れる」という形式的な答弁に終始しました。
 
 今後、農水省は戸別所得補償制度法の制定や、関連する食糧法の
改正を行うとしており、生産数量目標の設定は、これまでの生産
者・生産者団体による自主的な取り組みを改めて、国等行政による
主体性を持った取り組みにしていくとしていますが、国が形だけ生
産数量目標を示し、豊作であっても、需要が減じて在庫が生じても、
補てんはするが後は自由だということならば、わが国のコメ政策を
一体どこに持って行こうというのでしょうか。
 
 補てんはするといっても米価は継続的に下がるだけじゃないのか、
そして補てん基準価格も下がっていくだけじゃないのか、財政再建
が言われているなかで補てん財源は大丈夫なのか、コメや畑作以外
の作物対策には十分な予算があるのか、土地改良等の農業農村整備
予算は確保されるのか、乾燥調整や選果場等の施設整備に必要な予
算も確保できるのか等々が心配です。

5.審議中断戦略も空振り
 
 ともかく、今回の委員会質疑は力が入りました。多くの生産者や
関係者が大変心配している問題であるからですが、一方で、ようや
く参議院で野党多数の状況をつくることができて、与党民主党のこ
れまでの何でもありの政策や国会運営を追及できる場面が来たとい
うことで、参院自民党の幹事長室や政策審議会や国会対策委員会筋
から相当の圧力がかかりました。どういう質疑をするのか、これら
幹部の前で説明させられたし、論点を絞り追及型の論戦をやってほ
しい、答弁が不十分なら委員会を止めてほしい、民主党に政権担当
能力が無いことを委員会審議を通じて明らかにしていこう、等々の
注文がありました。
 
 委員会の途中で、「大臣の形式的な答弁ではこれ以上質疑できな
い」として、一度は席に座りましたが、委員長から質疑を続行して
くださいの指示で中断させることはできませんでした。どうも私の
真摯な性格(?)や不器用さから注文に応えられませんでしたが、
問題の深刻さからして、相当激しい追及型の質疑になりました。終
わってから、民主党の委員から「山田さんの街頭演説を聞いた」と
皮肉られましたが、現下の過剰対策の緊急性とそれが持っている困
難な要因を指摘できたと思っています。それにしても、大臣から前
向きな答弁を引き出せなかったのは残念でした。
 
 与党民主党の党内政局もあって、この問題は、まだまだ時間がか
かりそうですが、何とか前に進むよう頑張ります。


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