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山田としお メールマガジン216号
再び被災地へ

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        ***山田としお メールマガジン No.216***  
 
   
                    2011年4月5日発行

                  山田としお公式ホームページ
          (http://www.yamada-toshio.jp/)

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                        再び被災地へ                     
  
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 【参議院国会対策委員6人で】
 
 先の岩手、宮城、福島の被災地訪問では、宮城県南の被災JAを訪
ねきれていませんでした。加えて、私が自民党の国会対策委員会で、
被災地の悲惨な状況を報告したところ、委員各位からぜひ自分たち
もきちんと見ておきたいとの声が上がりました。とりわけ、西日本
を選挙区とする先生方は、東日本の状況は分からず、また、訪問す
るにも手がかりがないため、私に一緒できないかとのお話があり、
山本順三筆頭副委員長を中心に総勢6人の議員で出かけることにな
りました。

 JA宮城県中央会にはご迷惑をかけることになりましたが、改め
て、私が全国のJAグループの代表として国会に出させていただい
ているありがたさを実感しました。

 今回は、新幹線で那須塩原まで行き、あとはジャンボタクシーで
東北自動車道を走り、宮城県南の沿岸の3JAを訪問しました。今
回も宮城県中央会の菅原副会長と佐藤常務にご案内をお願いしまし
た。

【JAみやぎ亘理−イチゴ団地が全滅】

 JAみやぎ亘理(わたり)の山下支所はかろうじて被災を免れて
いましたが、国道6号線を超えると、そこは海まで真っ平で、こと
ごとく津波に蹂躙(じゅうりん)されていました。岩佐組合長にご
案内いただき、イチゴの選果場やライスセンターや倉庫を視察しま
した。周囲一面に見事なイチゴのハウス群があったといいますが、
今はところどころ大きな湖になっているなど、全く見る影もありま
せん。地盤沈下もしています。地域の形態は、海−集落−畑・水田
−国道と連なっているのですが、国道までの道幅が狭く、車で逃げ
た方々が渋滞し、そのまま津波に巻き込まれお亡くなりになったと
いいます。1,200人が亡くなられ、いまだに600人の消息は不明だと
いいます。組合長も、ご自宅が1キロメートルほども流され、田ん
ぼの中に傾いた屋根だけが埋まっていました。

【JA名取岩沼−JAは潰さない】

 JA名取岩沼は、仙台空港の近くですが、これも立派なイチゴの
畑が、無残にも車と壊れた家屋の材木等に埋まっていました。1,000
人の行方不明者のご遺体が見つからないといいます。JA職員も2人
お亡くなりになっています。高橋組合長のところへは、「もうこれでは
農業は出来ない、JAの出資金を返してほしい」との声が引きも切ら
ずに来ているそうです。組合長は、自分が受け止めざるを得ないと
覚悟していらっしゃいますが、「JAが潰れてしまう」と悲痛な声をあげ
ておられました。ともかく、組合長自身も、家も田んぼも失い避難所
暮らしですが、津波以来3週間になるのに何の手当ても無いことに、
皆さん苛立っておられるのです。「最大の農業集落の水田は水に
つかり、排水の目途も立たない、このままでは農業は続けられない、
だから農協からも集団脱退だ」という動きのようです。JAを潰さない、
そのための対策が必要です。

【JA仙台−農業を続けられる光がほしい】

 JA仙台では、六郷支店で、家を流された2人の農業生産実行組
合の組合長と副組合長からお話を聞きました。今避難所にいても何
も出来ない、何もしようがないのだといいます。「田畑は水に浸か
っており、残骸の排除でもいい、仕事がしたい」ということでした。
集落営農で立派な経営をされていたところだけに、ともかく「農業
を続けられるという光が欲しい」「皆で頑張りたい」「100を求めない、
5〜10でもいい」、農家が立ちあがるため、水田の片づけから始まり、
先につながる取り組みをしたいということでした。このままだとホー
ムレスになってしまうとおっしゃっていました。

 六郷支店の2階が避難所になっており、集落が一緒に避難されて
いました。同道の議員たちが一人一人それぞれ散らばって正座して
お見舞いの言葉をかけ、避難者の声を聞きました。私は、子供たち
のグループに加わりましたが、小6が2人と、小3、小1、3歳の子供
達は、早く学校に行きたいと話していました。

【早急に具体的な対策を】

 奥山仙台市長は女性で、その問題意識は鮮明でした。
1.水につかった水田の復旧のための、これまでの知見の伝達
2.2,400台のトラクターが消えたが、そうした機械や施設の手当
3.農業者が復旧までに食べてゆける方策
4.田のポンプ等、排水が課題になる梅雨までの準備
という具体的なものでした。また、地域の形態を海−水田・畑−集
落という配置にして、どう新しい村づくりを進めるか、財産の扱い
も含めて国の判断を示してほしい、というのはまさにその通りです。
 
 ともかく、今回の訪問で、早急に求められることが明らかになり
ました。
1.避難者に、一時金を早く支給できないのか
2.畑・水田のがれきの撤去に、農業者も雇用する形で働きだせない
のか
3.春作業が近付く中で、水田の排水や塩水対策等で何らかの取り組
みが出来ないのか
5.街づくり、村づくりの考えやビジョンを示すべき
6.JAを潰さない対策を早く示すことが必要
です。

 要は、先が見える、展望が見えるものをいささかでも示してほし
いというものでした。

 私は、皆さんと一緒に頑張ります。





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