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山田としお メールマガジン232号
組合長への便り

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      *** 山田としお メールマガジン No.232***  
 
   
                    2011年8月11日発行

                山田としお公式ホームページ
             (http://www.yamada-toshio.jp/)

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                        組合長への便り

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   北海道十勝のJA組合長からの、1億円を超える負債を背負っても
新規就農を目指す若い青年を何としても成功させてやりたい、という
熱い思いと、そのための政策を求めるお便りに、返事を出しました。

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 拝啓 大変ていねいな、かつ、問題意識一杯のお便りをありがとう
ございました。もっと早く返事を出すべきところでしたが、被災地の
二重債務解消法案対策、戸別所得補償対策、コメの先物試験上場対策
について、連続して予算委員会・震災復興特別委員会・決算委員会・
農林水産委員会で質疑することとしたため、その準備等で遅れてしま
いました。

 私は、酪農がどんどん大規模化していくことに頼もしさを感じなが
らも、危惧も持っています。海外の乳製品との競争や、その中で国境
措置が常に問題にされ、不足払い制度や財源が俎上に載せられ、その
ため、より一層の生産性向上が求められるのは納得がいかないという
ことです。もちろん、働きやすい施設の整備と、それに見合う収益実
現のためには、さらなる規模の拡大が必要になるという事情も承知し
ているつもりですが、どこまで行けばいいのかという心配です。

 もはや北海道の酪農は、平均的にはヨーロッパの規模に匹敵するま
でになっているのですから、どこかで一定の安定があっていいのでは
ないのか、それに見合う所得を実現できる制度や財源や価格が維持で
きる仕組みは作れないのか、これが課題です。

 といっても、組合長が抱えておられる現下の問題の解決につながら
ないわけで、やる気のある若い担い手が就農し定着してゆける事業や
融資が必要です。農地の取得や施設整備の資金、乳価の見通しからし
て、損益分岐点はどこなのか、もう十分検討されてのことでしょうが、
さらに専門家に詰めてもらうことも必要なのかもしれません。そのう
えで、どんな事業や対策が必要なのか、どうぞ詰めてみてください。
事業や対策として、これが必要ということであれば、どんな対策があ
るのか、どんな工夫があるのか、農水省にも相談してみます。

 さて、組合長が期待されているという担い手育成総合支援新法は、
私が党のプロジェクトチームの座長としてまとめたもので、ヨーロッ
パが40年前から実施している、若い農業者の就農を国が政策で意識的
に支える取り組み等も参考にしながら、わが国の実情も踏まえてつく
りあげたものです。

 具体的には、一定年限の農業教育と農家実習、自治体による青年農
業就農者としての認定、就農のための農地・機械・施設等の提供、一
定の資金の提供(一定年限営農を継続すると返済免除)、担い手とし
ての営農継続のための所得補償の直接支払い等が骨格です。
 
 しかし、法案段階では、これら対策の金額等の具体策には踏み込ん
でいません。与党になって、この法律を成立させ、法にのっとった事
業を仕組み、予算を裏付けることが必要です。この法案は党内の手続
きを経て、衆議院に提出し、農林水産委員会で趣旨説明も行っていま
すが、審議には入っていません。まさにこの段階の法律案です。
 
 ところで、この法案は、我が国農業を取り巻く諸制約の中で、担い
手育成に必要な対策や、国や自治体や関係団体や農業者自らが取り組
まねばならない対策についてもしっかり盛り込み、法律の構成も大変
しっかりしたものになっていると自負しています。ともかく、早く与
党になって、具体化させたいと念願しています。

 その法案を送ります。また、是非、一度お訪ねします。組合長の農
業を愛する思い、若い人たちを育て、成功させたいという熱い思いが
十分に伝わりました。
 
 ありがとうございました。頑張ります。

                                                     敬具


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