参議院議員 山田としお

全国農業協同組合中央会(JA全中)元専務理事

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       ***山田としお メールマガジン No.274***


                    2012年9月13日発行

               山田としお公式ホームページ
            (http://www.yamada-toshio.jp/)
 
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         総裁選候補が出そろいました
 
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【概要】

自民党の総裁選候補が出そろいました。谷垣さんが降りられたのは
残念ですし、申し訳ないという思いがありますが、TPPについて、
到底受け入れられるものでないことをしっかり意思を表明し、日本
の農林漁業のみならず、国民生活や、この日本国を壊しかねないT
PPをはじめとする新自由主義や市場原理に対置し、「まっとうな
日本を作りあげる」戦略を提言する総裁を、そして将来の総理を選
ばなければなりません。

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【谷垣さんから多くの薫陶をいただきました】

 自民党の総裁選、そして民主党の代表選の顔ぶれが決まりました。
長かった通常国会が閉会した10日に、千葉県中央会の林会長さんに
ご一緒いただいてJAいちかわ、JA千葉みらい、JA東葛ふたば、
JAとうかつ中央、JAちば東葛を訪問しました。その際役員の皆
さんからも「山田は総裁選びをどうするんだ」と聞かれていました。
そこで率直に説明しておこうと思います。

 私は、ここ3年の野党期間での最初の1年目は、政審の副会長とし
て国会対策委員会の副委員長を勤め、2年目は総務会の総務を1年、
そして3年目の1年は、農林部会長としてシャドウ・キャビネット農
林大臣として党務を勤めています。その間、谷垣総裁と総務会で週
一回は会って、冒頭の党務報告や意見交換の取り仕切りを見て、聞
いていました。総務会はさすが重鎮がそろい、なかなかのものだと
思います。議論も感情的でなく、きちんと発言し意見を言う。総裁
も自由な発言を求め、制限しません。党の税制調査会長の野田毅さ
ん、総合農政・貿易調査会長の加藤紘一さん、外交・経済連携調査
会長の高村正彦さん等の大物もそろい、率直なやり取りがありまし
た。

 私の一番のテーマは、TPPでしたから、党としてTPP反対の姿勢を
示すべきと何度も発言させていただきました。1年生としては、遠
慮なく発言していたと思います。当時の石破政調会長のもとに設置
した「TPP『対応』検討会」というのはいかがなものかと噛みつい
たし、党としてのまとめを行うべきだと主張し、その後、高村さん
が会長の「外交・経済連携調査会」が発足することになりました。
私の発言の度に、「その通りだ」と言って応援して下さる幹部もい
ました。結局、私が総務を辞め、農林部会長になってから、その高
村調査会に加わり、そこに設置された小委員会の林芳正委員長のも
とで何度も議論し、今ある党の基本姿勢である「聖域なき関税撤廃
を前提にする限り、TPP交渉参加に反対する」をはじめとする6項目
の判断基準をまとめたのでした。

 こうした経緯もあり、私は、谷垣総裁が政権交代後の最初の総理
であるべきだと考えていました。消費税の問題も、敵対する野田総
理と手を組んで三党合意で進めたのは一つの見識であると受け止め
ていました。一参議院議員である私が、参議院全体の運営に責任を
持つことはありませんが、しかし、民主党の輿石幹事長が、野田総
理自身が政治生命をかけると決意し、消費税引き上げに賛成してく
れた谷垣総裁に約束した「近いうちに信を問う」を反故にする意図
を持って、衆議院選挙制度改正法案と特例公債発行法案を民主党単
独での上程と全野党欠席での審議採決という暴挙を行ったが、これ
は許せませんでした。それが問責決議につながったのですが、その
ことが谷垣さんの足を引っ張ったと批判されてしまいました。問責
の理由が的をえていなかったこの問責決議に私も賛成したのですが、
谷垣さんに申し訳ないとの思いが募っていました。


【私の総裁選びの判断基準はTPP反対】

 ともかく、谷垣さんに総裁選のスタートラインに立ってもらいた
い、そのために、求められれば推薦人になってもいいと決めていま
した。そしてまた、参議院議員として5年余りにわたり一緒に活動
し、議論もし、まして党のTPPの考え方をまとめた中心人物であり、
また、「新しい日本型資本主義を考える会」(「まっとうな日本を
考える」提言につながった勉強会)の生みの親でもあった林芳正さ
んが手を挙げ、これも推薦人が足りないならなってあげたいとの思
いがありました。結局、谷垣さんは降り、そして林さんは、何とか
推薦人は確保したということです。

 この間、町村さんからも、安倍さんのグループからも声がかかっ
ていましたが、熟慮のうえ、谷垣さんの路線を継承し、TPPについ
ても明確に反対を打ち出し、そして、私が事務局長をしている都市
農業研究会の会長としても、都市農業振興法案の策定をめざし、な
かなかの見識を示されている石原さんを応援することを決めました。
石原さんは、都会派であり、石原都知事の長男ということから農業
政策に疎いという意見もあることを承知してはいますが、TPP参加
の即時撤回を求める会の森山裕会長や、野田毅税制調査会長等が石
原さんの周囲におられるので、TPPや農林漁業政策の方向は間違わ
ないと思います。

 私にとり一番の判断基準でもある「TPPへの賛否の見解」につい
ては、どうも各候補者ともに地方の党員票を念頭に、聖域なき関税
撤廃を前提にする限り反対する、という党の方針を踏襲すると言明
されているらしく、これでは選択の区別をつけられなくなりました。
いいことですが、TPPとも関係する新自由主義や市場原理にはどう
いう立場をとるのか、さらには、TPP賛成であり、農林漁業政策に
自由・競争・切磋琢磨・改革を求める橋下さんの維新の会とどうい
う距離感を持つのかも判断基準になると思います。ともかく、TPP
への姿勢を、「TPP参加の即時撤回を求める会」でしっかり問うこ
とを計画中です。

 なお、このTPPの判断基準は、総裁選の後必ず来る総選挙、そし
てその後の政界再編の際の基準にもなるのだと思います。農林漁業
のみならず、国民生活のあり方、そして、この日本国の将来にもか
かわる重大事だと思います。頑張ります。


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