参議院議員 山田としお

全国農業協同組合中央会(JA全中)元専務理事

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       ***山田としお メールマガジン No.283***


                    2012年11月27日発行

               山田としお公式ホームページ
            (http://www.yamada-toshio.jp/)
 
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         福島原発事故の警戒区域に入る
 
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【概要】

 原発事故後2年近くになり、初めて警戒区域に入りました。検問
所を通り、警戒区域に入ったとたん、線量はどんどん上昇し、通常
の許容値の10〜300倍にもなる地域もあります。津波もあり、何も
手がつけられていません。水田の一面に繁茂したセイタカアワダチ
ソウの海原に漁船が浮いています。JAの店舗もカントリーも低温
倉庫も、荷が崩れたままです。街もゴーストタウンです。動いてい
たのは川を遡上する鮭の群と、白い防護服を着た原発の作業員の皆
さんだけです。政治は、これでいいのか!!

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【JAふたばの組合長と専務に同道いただく】

 11月23日に、原発事故後から2年近くなりますが、初めて警戒区
域に入りました。東日本大震災復興特別委員会等で福島第一原発を
視察するチャンスがあったのですが、その時はキャンセルできない
予定が入っており、諦めていました。

 しかし、どうしてもきちんと見ておきたいと考えていたところ、
警戒区域を地区とするJAふたばの志賀組合長が案内するからと
おっしゃっていただき、訪ねることとしました。JAふたばの篠木
専務と福島中央会の長島常務にも同道いただきました。

 志賀組合長は、地震の時はJAにいらっしゃったが、津波はJA
本所までは届きませんでした。原発から1.5キロメートルの自宅も
津波は届いていませんでした。その後原発の爆発があり、避難命令
が出て、着の身着のまま田村市の方向に避難したといいます。

 我々は福島から郡山へ行き、国道288号線を双葉に向かいました。
田村市、常葉町、都路と進み、大熊町の境で検問所があり、事前に
届けてあった許可書と各自の身分証明書の提示を求められました。
この道路は、片側は山、一方は渓谷と狭く、どうにかすれ違うこと
ができるほどでしたが、今はちょうど美しい紅葉が残っていました。

 組合長も専務も、3月12日に、渋滞していたこの坂道を登り避難
したのですが、それ以来、初めて通るといいます。思い出されて、
後の言葉が続かない様子でした。途中の公民館と小学校で泊まり、
さらに内陸へと移動し、今は福島で、各地に散らばった組合員と派
遣した職員の連携を取っておられます。

 途中の水田や畑では、ゼオライトやカリを散布し除染する作業の
取り組みが見られました。また、道路の両側を片側20メートルまで
除染する作業も行われていましたが、部分的であり、気の遠くなる
作業です。


【どんどん上る線量、通常許容値の10〜300倍へ】

 双葉郡の大熊町に入ったとたんに、線量はどんどん上がります。
福島駅前は、0.21マイクロシーベルトでしたが、途中の田村市内
は車内で0.11、都路で0.50、大熊町に入り桁が違ってきて、
1.28、2.19、2.82、3.11、3.80とどんどん上がっていきます。
夜ノ森駅は、小さなかわいい駅ですが、線路は草ぼうぼう、道の両
側の桜のトンネルも今はまったく人影がありません。さらに線量が
上がり、9.99マイクロシーベルトとなり、手のひらサイズの検量
計では、これ以上測れません。別の中型の機械で12マイクロシーベ
ルトまで上がっている。年間1ミリシーベルトというのが追加被ば
くの許容値として一定の基準にされていますが、この数値は1時間
に換算すると0.23マイクロシーベルトです。とすると、このあた
りの線量はこの基準の10倍以上になっていることになります。

 津波が襲った水田は、一面のセイタカアワダチソウの原野です。
それがずっと続きます。宮城県の同じ津波が襲った地域との違いは
明らかです。それは、原発事故でまったく手がついていないことで
す。そして、米国から来た外来種が徹底して生き延びて繁茂してい
ます。まるで、TPPの行く末を暗示するかのようです。

 福島第一原子力発電所近くでは、車の中で26マイクロシーベルト、
そして30マイクロシーベルトで振り切れました。さらに検量機を大
型にして、32マイクロシーベルト、さらに70マイクロシーベルトを
超え、ピーピーピーと警戒音が鳴り続けます。いやな音です。この
基準は、通常の基準である0.23マイクロシーベルトの300倍にもな
るものであり、年間基準では300ミリシーベルトになってしまいま
す。これだと帰還困難区域の基準を大きく上回るものです(年間50
ミリシーベルト以上が帰還困難区域、20〜50ミリシーベルトは居住
制限区域、20ミリシーベルト以下は避難指示解除準備区域)。

 JAふたばの浪江支店の地産地消の直売店は、棚が崩れて、生産
者が運んできていた野菜は原形をとどめていますがすっかりしなび
ていて、花はカリフラワーのようになっています。

 カントリーは、サイロのもみが発酵しており、低温倉庫も2万袋
の米袋がことごとく崩れています。倉庫前には、野生化した牛の糞
が随所にありました。夜に現れているのでしょう。JA双葉厚生病
院の通用口には、未だに、移動ベッドや車椅子や介護用品が散乱し、
投光機もその時の混乱のままに残されており、緊急避難の様子が
生々しく伺えました。


【何も動いていない、政治はこれでいいのか】

 中心街のメインストリートもゴーストタウンです。家々が軒をな
していた請戸の地域も、津波ですべてが流され、多くの死者を出し、
今は、セイタカアワダチソウの波に、流された漁船が何艘も浮かん
でいます。動いているのは、やなが流されたため、無数の大きく太
った鮭が先を競うように上流を目指しているだけです。

 そしてもう一つ動いているのは、原発地域で、白い防護服に身を
固めた作業員の方々を乗せたバスと、立ち動いておられる白い姿や、
何台ものクレーン車や、多分汚染水を入れたものだろう無数のタン
ク類が望見できました。当然、厳戒の中には入れませんでした。

 警戒区域を出るときに再び検問所を通り、最後に体や衣服の線量
検査のスクリーニングを受けましたが、問題はありませんでした。
しかし、警戒区域内にいたこの8時間で、積算線量は12マイクロ
シーベルトになっていました。許容値の1時間あたり0.23マイクロ
シーベルトの基準だと8時間で1.8マイクロシーベルトになるので、
7倍程度の線量を浴びたことになります。

 事故後、まもなく2年になります。何も動いていません。セイタ
カアワダチソウだけが繁茂しています。昼間なのに誰もいません。
街は、倒壊した家が道路をふさいでいますが、連なる店々は、セピ
ア色の止まった活動写真を見るようです。

 これが原発事故後の田や街です。いつ住めるようになるのか、住
んでも仕事を作れるのか。被害をどう解消し、新たに事業を起し、
生活できるようになるのか。遠く離れた人々は一緒になれるのか。

 政治は、これでいいのか。5年間、避難しているうちには諦めが
つくだろう、それまでこのままだというのでしょうか。

 なお、福島県内のJAは、県内4JAに再編合併することとし、
JAふたばは、内陸のJAと沿岸のJAの5JAが合併する決定を
しました。県内のJAと、全国のJAが連携して、今回の事故で困
難に陥ったJAを救うこととしました。まさに、協同の賜物です。

 福島県JAグループの発展を期待したいし、またそうあらねばな
りません。


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