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山田としお メールマガジン335号
JAグループの改革案の策定に全力を

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    ***山田としお メールマガジン No.335***


                     2014年7月7日発行

                山田としお公式ホームページ
            (http://www.yamada-toshio.jp/)

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      JAグループの改革案の策定に全力を

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【党の取りまとめを超える総理の発言】

 国会は閉会したのですが、気持ちの全く休まらない日々を過ごし
ています。ひとえにJA改革の問題です。

 6月13日に規制改革会議の答申がなされ、焦点になっていた中央
会については「自律的な新たな制度に移行する」との自民党の取り
まとめを盛り込んだものとなりましたが、先のメルマガ(2014年6
月16日発行No.334)で詳述したように、安倍総理が「単なる看板の
書き換えに終わらせない」と規制改革会議で挨拶され、その後のテ
レビ出演(6月24日)で、「今までのような法定で決めている全中
の姿は変えていく、これはもう廃止をするということは決めていま
す」と発言されるなど、党の取りまとめを超える強い言葉を繰り返
しておられます。そのため、マスコミは一斉に、「全中なんていら
ない」「全中の指導権限廃止を」等の激しい見出しで煽っているの
です。

 こういう状況ですから、官邸ばかりを見ている官僚は、中央会を
農協法に位置付けるのではなく一般社団法人にする、監査事業は行
わない等と主張しているようです。もっとも林農水大臣は、これも
テレビで、「中央会は政府の機関ではない。しっかり議論して、こ
ういう形にしたいというものを出してもらうことが大前提だ」と自
己改革を求めています。大臣はまた、「●啄同機(そったくどうき、
●は口へんに卒)というような形をどうやってとっていくのかとい
うことが、JA改革にとどまらず、いろいろな改革には大変大事な
ことだ」「法律を変えていく動きと、内から改革をしていこうとい
う動きとが合わさって一つの動きにならないといけない」と発言さ
れています。大臣のほうがよほど公平です。


【テレビ出演で激論】

 こうした状況下で、私もテレビに引きずり出されています。BSフ
ジ、BS日テレ、TBS報道特集等です。テレビ局としては、「廃止す
る」と提言されたものを、与党自民党の取り組みで「自律的な新
たな制度に移行する」と巻き返したので、JA全中出身の私を悪役
として登場させたいのでしょう。そして、相方は、日ごろから農協
攻撃を「商売」にしている元農水省の山下一仁氏を改革派として登
場させています。そしてどのテレビも、JAの政治力は弱くなっお
り、山田の得票も大幅に減じていると言い、山下氏も、「かっては
農業票は100万を超えていた、JAの政治力は格段に落ちている」
と毎回同じことを言って批判します。とんでもない間違いです。何
も勉強していません。かっての参議院の全国比例区は、すべて個人
名を書く選挙であり、与野党問わず、個人名の得票の多さで当落が
決まりました。だから票数は多かったのです。今は、党名でもいい
し個人名でもいい、その合計の票数で各党の当選者の数が決まり、
党ごとの当選者は個人名の票数で決まる仕組みです。今や、個人名
による投票は3割程度しかないのです。山下氏は、どこかの研究所
に属しているらしいのですが、そうした選挙制度の変遷などは、お
詳しくないようです。ただ、JA攻撃を飯の種にして、同じことを
繰り返しておられます。

 山下氏の主張は、規制改革会議や産業競争力会議の経済界代表の
委員等と全く同様の論調で、我が国の経済社会の変遷の中で、農業
者が兼業化し、農地以外への転用の需要で農地の価格が高騰し、農
地としての流動化が停滞してきた事実を全く無視して、ただただJ
Aグループは、零細な農家を組合員として確保したいがために、貯
金や共済の事業を拡大したいがために、農業の構造改革を怠ってき
たと批判します。

 また、テレビ局は、どこも同じように、F県のJAが経済連を利
用せず、JAが独自に販売し、資材を経済連以外から安価で購買し
ていることを褒めそやし、JA中央会は、そのJAを異端扱いとし
て攻撃していると報じます。

 皆さんから、激励のメールをいただきましたが、中には、テレビ
を見ておいでの皆さんにもっと丁寧に説明しないといけない、感情
が先に出ていた、顔がきつかったなどのご忠告もいただきました。
テレビ局の注文通り悪役をこなしただけだったのかもしれません。
反省して精進します。


【求められるJAグループの改革案づくりの取り組み】

 繰り返しになりますが、規制改革会議等の農業委員会やJAへの
攻撃の裏には、企業の農地所有と植物工場等による農業経営進出の
狙いが明らかです。そしてJAグループに対しては、経済界が進め
たいTPPに執拗に反対し、本来の役割である農業改革の役割を果た
していないという批判があるとみられます。そして、JA中央会の
改変を、信用・共済事業を中心にJAグループ全体を改変する第一
歩にしようとしているのだと思います。むしろ、後者の改変こそが
本当の狙いなのかもしれません。

 ともかく、JAグループは、中央会のことにとどまらず、JAの
こと、全農の株式会社化のこと、農林中金と全共連によるJAの代
理店化のこと、准組合員制度の運営のこと等について、考え方を示
さなければなりません。もちろん、経済界等からの一方的な主張へ
の対応というのではなくて、JAグループのあり方に誇りと自信を
もって、遠慮なく改革の考え方を示さなければなりません。そして
またそれは、組合員はもちろん国民各層からの多くの意見に応える
ものとして示さなければならないのです。

 JAが中心になって、
・地域の農業の担い手をつくり上げる、水田フル活用を徹底して進
 める、担い手の所得向上に全力をあげる、そのため加工・流通・
 販売の連携を強めながら、輸出にも挑戦する、そして農業者と地
 域の取り分の向上をはかる。
・耕作放棄地は出さない、農地の利用調整を進める、その結果とし
 て、美しい景観と豊かな地域をつくる。
・そして組合員や地域から無くてはならない存在としての評価を実
 現する。
・もちろん、この取り組みを支えるより有効な政策の確立に全力を
 あげる。
 この改革案づくりに全力をあげましょう。

 私は、議員の仲間と一緒に、この具体化に取り組みます。


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