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山田としお メールマガジン343号
厳しい質問に回答する

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    ***山田としお メールマガジン No.343***


                     2014年11月10日発行

                山田としお公式ホームページ
            (http://www.yamada-toshio.jp/)

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             厳しい質問に回答する

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【今や農村では、絶望と怒りが渦巻いている】

 私をしっかり応援してくださっている市議会議員の方から、市議
さんの出身地域より出された質問書を頂きました。当市議さんは、
JA出身ということもあり、質問は農業問題が中心です。後援会の
有力なメンバーである地域の農業振興会からのものです。近づく地
方選挙に向けた後援会活動の一環としての資料になるようです。私
は、後援会出席のお声もかけていただきましたが、国会最終盤の
ウィークデーであり、とりわけ、都市農業振興基本法案の成立を議
員立法として抱えている身では、到底出席できません。そのために
質問書を送ってこられたのだと思います。

 地域の役員一人だけの質問でなくて、皆さんからの質問をまとめ
られたものであり、冒頭に、「厳しい質問もありますが、日本中の
農家の思いだとも感じています」との注釈がありましたが、確かに
厳しいものでした。とりわけ、最後に、「このままでは、自民党は、
信頼できない。農家の絶望と、自民党政権に厳しい怒りが渦巻いて
いる」との言葉には参りました。


【市議さんも活動家の自民党員】

 市議さんは自民党員であり活発に活動されている方なので、なお
さら、これは「厳しい」との思いを深くしました。まさに、安倍総
理のJA攻撃と、必ずしも正鵠を得ていない所得倍増の公約と、米
価下落の厳しい状況の中で、私も自民党の農林部会長代理として、
各種の会議等で懸命に発言し働きかけてもいますが、「山田議員自
身は、この苦しみを肌で感じたことがありますか」との指摘には、
自民党議員の私に対して、ここまでおっしゃるのか、と驚きました。

 私の回答書は、決して正しい回答ではないと思います。しかし、
こうした厳しい状況に、与党自民党以外が適切に対応できるとも思
いません。与党自民党が、そしてその一員たる私が、これに答えな
ければならないのです。だから回答しました。

 そして、今、農村が、地方が、こうした厳しい環境にあることを
知っていただくために、あえてメルマガにしました。なお、質問書
は字数の関係で相当省略しております。


1、自民党のTPPに関する公約の状況について

→ TPP交渉は、12カ国ともに国会議員にも交渉内容を伝えない秘
 密交渉で行われており、我が国も与党議員である我々にも情報を
 伝えておりません。しかし、何度にもわたる交渉のたびごとの
 「TPP交渉における国益を守り抜く会」への政府報告から類推す
 るに、程度はともかく、公約は守られていると思っています。こ
 のことに確信を持てないというなら、当然、我々は、交渉継続に
 断固反対しています。
  今のところ、公約はレベルはともかく守られているとみていま
 す。


2、安倍総理のJAに対する「日教組のような抵抗組織だな」とい
  う発言(産経新聞の報道)の真実について

→ 事実かどうか確認していませんし、確認のしようもありません。
 しかし、JA中央会に対する総理の「JA中央会の廃止は決まっ
 ている。単なる看板の書き換えに終わらせない」という発言から
 すると、こうした発言もなされたのかもしれないと推測されます。
 そうだとすると大変残念です。


3、TPPに参加した場合の政府試算の評価について

→ この試算は、関税のすべてが撤廃されたことを前提にしたもの
 であり、今、そうした交渉がなされているとは思っていません。
 もし、そういうことなら、絶対に容認できません。


4、地域活性化の実行について

→ 今、地方創生基本法案等の審議や具体策の論議がなされており、
 地方からの具体策の積み上げ等をふまえ、今年度の補正予算や来
 年度の予算編成で具体化していくものと見ています。


5、自民党の農業所得倍増の公約は、所得倍増の道筋も見えず、逆
  に、農業つぶし、農業と農地を株式会社化したうえで、大資本
  に売り渡すように思われる、とおっしゃることについて

→ 自民党は、農業・農村所得の倍増を打ち出していますが、その
 ための農業の6次産業化や、輸出拡大策が目に見えて成果が出て
 いるようには私も思っていません。しかし、その後の記述でおっ
 しゃっているように、「自民党」が農業つぶし等の政策を意図的
 に推進しているとは思っていませんし、多くの自民党議員は、地
 域の農業をどう元気にするかという問題意識で頑張っています。


6、国会議員定数の削減について

→ 定数是正の観点で、定数削減をすすめるべく取り組んでいます。
 しかし、私は、定数を削減すればいいとは思っていません。とい
 うのは、定数削減は、人口が減少している地方の国会議員の数を
 減らすだけになり、地方や農林漁業の発言者を減らすことになる
 からです。


7、これからの農政はどうなるのか、米価も赤字だし、規模拡大が
  求められているが、所得補償もなくなれば、農業経営は倒産す
  るだけだ、とおっしゃることについて

→ 残念ながら現内閣は、ややもすると産業競争力会議や規制改革
 会議の意見に依拠した政策の推進になっています。おっしゃるよ
 うに農業生産に自由な競争を導入し、優勝劣敗を進めるものです。
 これでは、気候風土や限られた国土や歴史に制約された、家族農
 業を中心とする、小規模分散型の我が国農業は崩壊します。
  私は、家族農業、そして集落営農等をはじめとする多様な担い
 手の育成と、それら担い手による規模拡大や水田フル活用の政策
 を大々的に推進することで、需要に応じたコメの生産の適正化や、
 地域複合経営による所得の向上をはかり、さらには、こうした多
 様な担い手に対する経営所得安定制度の充実・確立を何としても
 実現せねばならないと考えています。


8、このままでは自民党は信頼できない、農家の絶望と自民党政権
  に厳しい怒りが渦巻いている、山田議員自身は、この苦しみを
  肌で感じたことがあるか、とおっしゃることについて

→ 「自民党」が信頼できないというのは残念ですし、本当に申し
 訳ないと思います。しかし、どの党と、どういう政策で要求を実
 現されるのでしょうか。
  私は、与党自民党の国会議員として、毎日、政策論争の渦中に
 いて、どういう政策を具体化するか、出来るか、と悩みながら発
 言し、働きかけ、そして闘っています。


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