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山田としお メールマガジン375号
7回目の「ふるさとトーク」を開催

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    ***山田としお メールマガジン No.375***


                     2016年9月5日発行

                山田としお公式ホームページ
            (http://www.yamada-toshio.jp/)

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       7回目の「ふるさとトーク」を開催

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【台風被害対策に万全を期します】

 暑い日が続いています。それに呼応するかのように台風が連発し、
北海道・東北をはじめとする各地に大きな被害を与えています。ま
だ続くという予測もあります。被災された皆さんや地域への早急か
つ万全な対策を講ずるとともに、お見舞いを申し上げます。こうし
た洪水や天候の異変は日本にとどまらず、世界で生じています。地
球温暖化が原因と言われており、そのための国際的な協定も定めら
れているなか、各国の一致した取り組みが急がれます。


【お盆には、ふるさと富山で、憲法論議】

 ところでお盆は、故郷での「ふるさとトーク」、別名「馳学級」
を開きました。富山県小矢部市出身の馳浩先生のお声がけで、当地
にゆかりのある国会議員4人による対話集会が行われました。メン
バーは、馳先生のほかは、奥様が小矢部市出身である共産党の笠井
亮衆議院議員、小矢部市が選挙区である橘慶一郎衆議院議員、そし
て私です。テーマは、当日の開会のあいさつで馳先生が提起する形
のため、準備のしようがありません。皆さん行き当たりばったりで
すが、そこは馳先生の豊富な知見にお任せをしています。

 馳先生が生まれ育った集落の自治会館で行われ、自治会長さんの
司会で、集落の皆さんはもちろん、市内各所から参加があり、市長
も県議も市議も出席されていました。もちろん老若男女であり、今
回は100人ほどで会場が満杯になりました。

 冒頭、各議員があいさつし、私は、馳先生には、文部科学大臣を
続投してほしかったと申し上げるとともに、この秋から、一つは、
今後の米政策が焦点になること、二つは、TPP合意の国会承認が求
められること、三つは、引き続き小泉農林部会長のもとで農協改革
がテーマに挙げられているが、JAグループの自主改革を踏まえる
べきである旨を述べました。


【テーマ1は、「参議院選挙の評価」】

 馳先生からのテーマ提示の第一は、この夏の参議院選挙の評価で
した。馳先生からは、特に私に対して、東北・信越で自民党が敗北
したことの敗因について分析してほしいということだったので、私
は、一つは、安倍内閣のTPPに反対する農協への攻撃とJA全中を
農協法から外してしまったことへの反発、二つは、安倍内閣が農業
を大事にしていないと受けとめられているのではないかと述べまし
た。

 橘先生は、野党共闘が政党として本当に正しいのか、来たるべき
衆議院選挙では、地域がそれぞれ抱えている課題の政策づくりを行
うべきだというご意見でした。馳先生は、自民党は農業の持つ多面
的機能の評価を大切にしている、地域ごとの特色ある農業を守る必
要があるというご意見でした。笠井先生は、衆議院選挙でも野党共
闘を進めること、安倍総理は安全保障法制で抑止力を高めるという
が戦争への危険を高めているというご意見でした。


【テーマ2は、「天皇の生前退位」】

 第二のテーマは、天皇陛下のビデオメッセージによる生前退位の
ご意向を示された「お言葉」についてでした。私は、国会議員にな
り天皇陛下のお顔を近くで拝見することも多いのですが、相当お疲
れになっておられるのではないのか、常に国民のそばにいて行事を
果たされていることに相当のご苦労があるのではないのか、摂政の
宮を置いて、必要なら憲法改正、皇室典範を見直すことがあってい
いのではないのかと申し上げました。馳先生は、さすがにきちんと
考えを整理されており、摂政の宮を置くこと、特別立法で生前退位
を認めること、皇室典範を改正すること、の三つについて立法府と
しての判断が求められると述べられました。橘先生は、天皇陛下に
は相当のお仕事があり、大変なご苦労があり、配慮が必要であると
述べられました。笠井先生は、天皇陛下は確かに疲れておいでで政
治の責任として法律の見直しが必要だが、それで憲法の改正が必要
かどうかというご意見でした。


【テーマ3は、「憲法改正」】

 第三のテーマは、憲法の改正が必要かどうか、各自の考えを示す
というものでした。私は、大学に入学してから真面目に憲法を学ん
だこと、憲法の前文と第一条に定める、国民主権、平和主義、基本
的人権という敗戦後の日本のあり方とそれを体現する象徴天皇制を
どう扱うのか、ということに尽きると思いますが、これまで検討さ
れてきた自民党の改正案は、現行憲法を、ややもすると敗戦で押し
つけられたものであるとする理念から出発した色彩が強く、広く国
民の共感を得られるのかどうか、時間をかけて詰めるべきだと思う。
 むしろ私は、衆議院・参議院の選挙制度が国民の意思を反映でき
ているのかどうか、とりわけ参議院の合区は今後拡大してゆきかね
ず大きな問題だし、衆議院の小選挙区制にも問題があり、中選挙区
制に戻して憲法論議や国政の基本政策を幅広く議論すべきだ、と述
べました。

 笠井先生は、小選挙区制反対は一致するが、押しつけ憲法という
ことで、ともかく変えましょうというのはおかしい、というご意見
でした。橘先生は、憲法の改正は一切ダメだというのでなく、まず
憲法の旧仮名遣いから見直すことがあっていいのでないのか、とユ
ニークな発言でした。馳先生は、今や自衛隊の役割は否定できなく
なっており、専守防衛、災害支援、海外派遣による条件付き活動等、
憲法上きちんと位置付ける必要があるし、1票の格差問題も憲法上
の判断から生じているのだが、47都道府県単位で少なくとも一人は
代表として選ぶ必要があるのではないのか、憲法を制定した時代の
背景と現在の状況を踏まえた検討が必要だ、とのご意見でした。


【この秋は、コメ政策論議が焦点に】

 私は、最後のあいさつで、コメの取り組みが、平成30年産から国
による生産調整を取りやめ、そのため国が生産調整目標の都道府県
配分を行わないとしているので、自治体やJAや生産者による自主
的な需給調整をどう実効あるものにしていくか、過剰が生じた場合
の価格変動対策や所得補てん対策をどう講ずるか等、多くの課題を
抱えることになることを申し上げ、米を作っている方に手をあげて
もらったら、3分の1程度の皆さんから手が上がりました。さすが稲
作地帯です。私は、地域での協同の取り組みと、地域を守る政策づ
くりに全力を挙げたいと決意を述べました。

 ともかく、この会はもう7回になりますが、議員にとっても大変
いい機会です。特に、テーマはその場で示され、何の準備もなく各
議員は臨むのですが、それこそ馳先生だからこそ、こうした会は持
てるのであって、感謝です。勉強になります。


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