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山田としお メールマガジン404号
地域の農林水産業振興促進議員連盟が発足

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    ***山田としお メールマガジン No.404***


                     2018年3月24日発行

                山田としお公式ホームページ
            (http://www.yamada-toshio.jp/)

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     地域の農林水産業振興促進議員連盟が発足

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【87人の議員が加入】

 地域の農林水産業が元気をなくしている中で、その振興をすすめ
る議員連盟をつくれないかとする声が随所から上がっていた。とり
わけ、圧倒的な高齢化と、人口減がすすむ中山間地からは、悲鳴と
諦めの声が上がっていた。加えて、鳥獣害対策が言われて久しいが、
一定の対策が講じられているにもかかわらず、効果が見えてこない
こともあり、余計に深刻さが増してきている。

 これらのことにどう対処できるか。これまでも、党内には、「鳥
獣捕獲緊急対策議員連盟」、「農村基盤整備議員連盟」、「林政推
進議員連盟」、「水産政策推進議員連盟」、さらには「農林水産高
校を応援する会」等のテーマごとの議員連盟があり、頻繁でないに
しろ、それぞれ精一杯の活動がなされ、提言も行い、予算等にも反
映されてきていた。

 しかし、どうもこれらの対策では埒が明かないということで、む
しろ、さらなる規模拡大や生産性向上や競争力を強化することを柱
とする市場原理と新自由主義的な政策が唱えられ、外部からの農外
の会社の参入や、農地法を改廃すべきとする乱暴な提言すらなされ
る状況になってきた。

 これらの動きへの危機感から、総体として、田舎を、条件不利地
域を、どう元気にするか、そして田舎の主要産業である農林水産業
を元気にする対策を検討し、推進しなければならないとする意見が
澎湃(ほうはい)として起きてきていた。これを受けとめ、地域そ
のものを取り上げた議連をつくり、テーマごとの議連とも連携して
いく取り組みをやろうということで、竹下亘先生(衆)、森山裕先
生(衆)、吉田博美先生(参)、吉川貴盛先生(衆)、宮下一郎先
生(衆)らを中心に取り組むこととなった。私、山田は事務局長を
仰せつかった。


【「地方が壊れれば、都会も壊れる」(竹下会長)】

 3月15日の早朝8時から第1回総会を開いたが、出席議員は、国会
開会中にもかかわらず、多くの先生方に出席いただき盛会だった。
 竹下会長は、冒頭で、「田舎を支えるにはどうしたらよいか。地
方が壊れれば、都会も壊れる。農林水産業が活力をもつ必要。地域
を支えてきた農業者等を支えてきた農協、漁協、森林組合がこれか
らどうなっていくか」、「我々が考えていかなければならないこと
は、経済合理性だけで物事を割り切るのは学者の理論であって、政
治ではない。徹底的に田舎を守っていくんだという決意である。こ
れが自由民主党の大きな方向性であると認識している」との挨拶を
された。


【「地元の農業や漁業は限界に来ている」(森山顧問)】

 また、森山顧問も、国対委員長としての忙しい時間をぬって駆け
つけ、「地元の農業や漁業は、本当に限界に来ていると実感してい
る。しっかりとした政策対応をしなければならない」、「基幹的農
業従事者数は150万人で、平均年齢は67歳、そのうち75歳以上が全
体の1/3を占めている。人口が減るなか、それに反比例する形で鳥
獣被害が増える。竹下会長のもと、どういう政策が必要になるのか
真剣に考えていきたい」との挨拶だった。

 また、宮下幹事長も、党の中山間地農業を元気にする初代委員長
だったことから、「党内のさまざまな取り組みを横串を刺した戦略
を打ち出す役割がある」と議連の目的を述べた。

 まさに、先生方の挨拶は、当議連設立の趣旨をぴたりとおっしゃ
っていただいた。出席の議員からは、活発な意見をいただいたが、
細田博之先生からも「今、農林水産業は多極分解してしまっている。
大都市近郊と地方、土地利用型と中山間地、兼業が健全に進んでい
るところとそうでないところ、付加価値の高い農林水産業をやって
いるところと一生懸命地を這うようにやっているけど報われないと
ころ等、さまざまな部分があって、それに見合った政策が必ずしも
整備されているわけでないことが問題」、「この議連では、足を靴
に合わせるのではなく、足に合う靴を皆で探していく。地域を守っ
ている人たちが、これからも地に根を張って頑張れる、そういう政
策をつくっていくべきではないか。議連の趣旨には大賛成である」
と述べていただいた。

 前日の14日は党の議員集団である平成研のパーティーがあり、竹
下先生は、党の総務会長であり、また、新たに平成研の会長に就任
されたばかりであり、細田先生は、総裁グループである清和研の会
長であり、また、森山先生は、衆議院の国対委員長であること等か
らして、まさに、党の重鎮が揃ったわけで、マスコミの皆さんも多
く集まっていた。


【食料・農業・農村基本計画と矛盾する規制改革推進会議の提言】

 当日の資料として、平成27年3月に国が策定した「食料・農業・
農村基本計画」(食料・農業・農村政策審議会で議論)と、平成29
年12月に最終改訂している「農林水産業・地域の活力創造プラン」
(与党で議論)、そして、それら項目に対比する形で、これまで規
制改革推進会議が意見提示した「米の生産調整を完全廃止する農業
基本政策の抜本改革」「農協改革」「生乳流通等の見直し」「生産
資材価格形成の仕組みの見直し」「卸売市場の改革提言」等を比較
して掲載した資料を出した。

 さらに、今後の議連の政策提言として、以下の、
(1)中山間地や離島等の条件不利地域対策
(2)圧倒的な農林漁業従事者の高齢化と求められる新規就農者対策
(3)農山漁村地域の活性化のための6次産業化の振興
(4)地域に基盤を置く農協・森林組合・漁協等の役割の評価と活動
の活性化
(5)ふるさと回帰等、過疎化地域と都市化地域の交流の促進対策
等を重点にして、検討していくこととした。

 会議でも、出席議員から活発な意見が多く出たし、自らを役員に
追加してもらいたいとの声も出た。また、提出した資料も好評だっ
た。

 終わりに竹下会長が再び立ち、「経済合理性だけでは田舎は守れ
ない。きめ細かく地域の特性に合わせた政策がなければならない」
との挨拶で閉会したが、議連の方向は、会長の挨拶がしっかり表し
ていると受け止めた会議になった。
 また、私、山田は、事務局長として頑張ります。


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