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山田としお メールマガジン423号
「桜」を追いかけ、全国を訪ねています

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    ***山田としお メールマガジン No.423***


                     2019年4月24日発行

                山田としお公式ホームページ
            (https://www.yamada-toshio.jp/)

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     「桜」を追いかけ、全国を訪ねています

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【皆さん、准組合員の利用規制を心配】
 毎日、全国を駆け回っています。各県JAの皆さんには、年度初
めのお忙しい中、ご迷惑かもしれませんが、時間をとっていただい
ています。感謝です。桜の花が綺麗で、南から北へ、北から南へと
飛び回るので、ずっと桜を見ていた気がします。桃の産地は、赤色
の花が綺麗でした。
 各JAでは、皆さん、准組合員の利用規制について心配されてお
り、家族と地域に支えられてきているJAが潰されると心配されて
います。このことは、何としても、はね返さねばならない。


【女性職員と涙】
 愛知県は、自動車産業が基幹であることもあって、各方面に縦横
に高速道路が走っている。4月1日の最後の訪問は、長野県境の木曽
川沿いのJA愛知東を訪ねた。元気一杯の河合会長さんに励まして
いただいた。「規制改革推進会議の内容は、論理的でない。ただ、
JAを潰す狙いを持った動きではないのか。それとも、どんどん言
わせているだけなのか。むやみに攻撃しているだけなのか。これが
政治だとすると情けない。分かってやっているのか、分からないで
やっているのか、先が見えない混乱に陥れようとしているのか」と
厳しかった。そして、「豚コレラの問題も、こうした混乱の中で拡
大した」と懸念されていた。

 千葉県は、4月3日のJA安房が最後だった。前組合長が退任され、
専務さんが組合長になられたが、私が参議院選挙に挑戦した12年前
から一生懸命に応援していただいていた。その新組合長の挨拶で、
前組合長の言葉として私のことに触れられたので、私の報告は、自
分がJA改革問題で悔しい思いを述べたあたりでウルウルしてしま
った。前列で真剣に聞いていただいていた女性職員も涙を溜め、そ
して組合長もウルウルだった。改めて、絶対に妥協できない、全力
でJA改革、とりわけ准組合員の利用規制に闘うことを決意した。


【組合長はカーリングの先駆者】
 北海道は、3月に、札幌で中央会の総会の終了後に、挨拶と決意
を述べさせていただいており、その後、ホクレンはじめ各連の職場
で挨拶をさせていただいた。
 その後、4月4〜5日に、JAこしみずをスタートし、網走・北
見・オホーツクの各JAを訪問した。各JAは、特産の馬鈴薯ので
ん粉工場を持っており、しかし、シストセンチュウが発生しており、
その駆除が最大の課題になっているという。植物防疫法上の卒業
ルールが強く求められているが、それができていない。ヨーロッパ
は卒業できている。これが最大の課題だということだった。もう一
つの課題は、ビートの集荷・運搬対策であり、トラック輸送の運転
手の確保と、JRの貨物輸送の適切な運行対策だという。

 加えて、酪農家の生乳出荷の仕向け先の問題だという。どうして
も、メリットを求め、特定のグループによる生乳出荷が、加工仕向
けから飲用乳仕向けに流れており、これが進むことで、流通の混乱
と需給上の問題を生じさせている。このままでは、計画流通が崩れ、
価格の安定も崩れ、そして指定団体の制度も崩れかねないという。
 また、JAが共同畜産飼料センターを作ったのに、その利用から
外れるなど、施設の稼働上の問題も生じてきているという。

 ところで、同道いただいたJAところの組合長であり、中央会の
副会長である小野寺さんは、若い頃、農業の傍ら、カナダに渡り、
カーリングを学んで、それを町興しにすべく、町に働きかけて競技
場を設け、学校にも働きかけて体育の授業に取り込み、そして全農
をスポンサーにするなど、カーリングをわが国のメジャーな競技と
して充実させた方です。オリンピック委員会にも働きかけ、「常
呂」の名を世界に広めた方でもある。娘さんでもあるエースの小笠
原選手は、ソチ冬季オリンピックで旗手を務められた。なお、小野
寺組合長は、麦・ビート・芋の30haの経営も行っておいでになる。


【美しい農村を走る忍者電車】
 大阪府では、4月8日に国政報告の機会をいただいたが、出席の組
合長さんからは、准組合員の実態調査と自己改革の進捗状況の把握
と報告等について、強い反発が投げかけられた。

 三重県へは、大阪の難波から近鉄線に乗り、伊賀上野へ向かった
が、農村の景観が美しい。「忍者の里」ということもあり、外国人
の旅行者も多かった。また、「伊勢街道」は、家並みが揃い、きち
んと残しておきたい美しい街道だ。また、三重県下の圃場は整然と
した区画整備が行われており、歴代にわたる政治力なのか、それと
も三重大学農学部を中心とする熱心な教授陣や、農水省に就職した
役人の力なのか、それとも伊勢神宮とも関連した、伊勢志摩サミッ
トなど、わが国のモデル的な農村景観として、「美しい国日本」を
見せるための取り組みなのかとも考えたりもした。
 JA訪問は、JAいがふるさとからJA伊勢に向かい、そこから
北上して愛知との県境のJAみえきたを訪問した。


【外国人就労の改善に注文】
 長野県は、雪の中のJAを訪ねた。そして3日間に渡って案内を
いただいた。まず、新幹線で上田に降り、上田城に連なる公園の前
にあるJA信州うえだからは、雪に覆われた桜の美しい景観を眺め
ることができた。元全中会長の茂木さんから、地元の県議選に挑戦
した若手市議の応援を頼まれ、出陣初日に、街宣車に同乗し、街宣
を行ったこともあり(見事トップ当選)、会長の地元JAの集まり
で茂木さんからも新しい県議さんと一緒にしっかり応援をいただい
た。
 また、すっかり雪化粧した八ヶ岳のふもとのJA長野八ヶ岳では、
外国人就労者の受け入れと、積雪期の働き方や、帰国の扱い等につ
いて、今回の制度改正に強い要請が出された。


【会長さんが全行程を同道】
 佐賀県は、広々とした佐賀平野が、麦が穂を出し、雪に覆われた
北海道の麦とは全く異なる成長を見せていた。山々は低いが、赤味
がかった新芽の広葉樹が茂り、桜は散っているが、白く名残を残し、
緑の麦畑を超えて玄界灘が明るく輝いている。本当に美しい景観だ。
 実質的に県1JAのJAさがの各支部と、2JAを訪ねたが、金原
会長に同道いただき、私の3期目挑戦の意義を訴えていただいた。
今冬は雨がないため、唐津から佐賀市へ向かう山塊の中のダムは水
が涸れ、川底が見えている。田植えの水が心配だという。


【「日本のスイス」を支える政策が必要だ】
 滋賀県は、天気が良くて、穏やかでキラキラ輝く琵琶湖を一周す
る形でJAを訪問した。左に比叡山、右に琵琶湖、の街道にはお寺
が多い。比叡山で修行し、ふもとに降りてお寺を開かれたのだろう。
余呉湖を過ぎて、これも左に伊吹山、右に琵琶湖の街道も集落の真
ん中に高い甍造のお寺が必ずある。そして、長浜城、彦根城が続き、
大津へとつながっている。
 
 群馬県は、2日間で全JAを訪問した。私の国政報告は、ついつ
い時間が長くなり、迷惑をかけた。初日は、結局、道が混んでいた
ことも重なり、初日最後のJA前橋市では、組合長さんはじめ皆さ
んを30分も待たせてしまった。2日目の世界遺産である製糸の富岡
のJA甘楽富岡からJA碓氷安中、そして妙義山から赤城山、そし
て榛名山、谷川岳へと続き、そのふもとのJA赤城たちばな、そし
てJA利根沼田への山々の景観は素晴らしかった。そして、山間の
傾斜地の圃場も良く耕されている。しかし、山間の小規模農業をど
う維持するのか、組合長さん方から、その苦労と対策について強い
要請があった。
 
 まさに、わが国は、スイスのような景観と小規模農業を支える経
営所得安定対策と、それを支持する国民の共感を学ばねばならない。
そして、また、この地でも桜は満開だった。まさに、関東平野をつ
くる山塊の中にあるJAあがつま、そしてJA嬬恋村への道々は、
日本ロマンチック街道と称されているが、ここでも桜が咲き誇って
おり、日本人は、本当に桜が好きなんだ。そして、高くそびえる山
中の八ッ場ダムの大規模さには、改めて驚かされた。
 そのJA嬬恋村は、長野のJA長野八ヶ岳とともに、外国人就労
者の仕組みの改善が課題で、組合長さんとはこれまで何度も話して
いた経緯があり、冬場は帰国を可能とする仕組みづくりを求められ
ており、今一歩の制度改善を実現したい。

 新潟県は、2ヶ月前に訪ねていたが、最後の日の昼から、国会の
本会議が禁足となり、急遽、東京に戻っていた。その際、予定して
いただいていたJAは今回訪問できたものの、まだ訪問できていな
いJAもあり、今後ぜひお伺いしたい。
 そして、改めて、他県を歩いた後の新潟の広大な水田の平野に驚
いた。遠くの山形県境や、福島・群馬の山塊の雪と、遅咲きの桜が
まだ花を残している。集落の家々の庭も綺麗に飾り、畑にも野菜や
花が植わっている。まさに、農村の豊かさと、農業者の勤勉さが植
わっているようで感動した。


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