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山田としお メールマガジン154号
政治はどこへ行くのだろう

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    ***山田としお メールマガジン No.154***   
   
                 2009年7月7日発行

        山田としお公式ホームページ
      (http://www.yamada-toshio.jp/)

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                 政治はどこへ行くのだろう

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  静岡県知事選で敗北し、政治はますます混迷するのだろう。

 福田前総理は、国民の目線に立って政治をすすめると宣言しまし
た。

  そして、麻生総理は、与謝野財務大臣とのコンビで、以下のよう
な政策を実現してきました。
・ 経済財政諮問会議の民間側委員の総入れ替え
・ 就任直後の国際金融危機に対処すべく2次にわたる補正予算編成

・ 日本を代表する企業が真っ先に始めた派遣労働者切りに対する
雇用年金の適用拡大
・ 地域の活性化を目的に21年度補正予算により1兆円を超える農林
水産業への投資
・ 経済財政運営の基本方針(骨太方針2009)において年金・医療・
介護の社会保障費2,200億円削減方針を撤廃したこと

  私は、福田・麻生の2代にわたる政権は、小泉・竹中政権の市場競
争を旨とする新自由主義・構造改革・規制改革路線から離脱しよう
としていると共感を持って見ていました。

 ところが、鳩山前総務大臣の罷免、郵政会社の西川社長の留任と
いう動きは、どういうことだったのでしょうか。郵政民営化を否定
できないということで、竹中・安倍という重鎮が根回しをして、麻
生総理を身動きできなくさせてしまったのです。

 市場原理を主張してやまず、農業・農協批判を繰り返した規制改
革会議の議長だったオリックスの宮内会長と組んだ「かんぽの宿」
のオリックスへの低価格での売却は、国民的にも説明できるもので
はありません。

  私は郵政民営化を否定するものではありません。4年前の衆院選で
郵政民営化が圧倒的に国民的支持を得たのも事実です。

  しかし、郵貯や簡保の膨大な資金の運用も含めて、民営化後の日
本郵政を特定の関係者によって、儲け中心の世界に投げ込んでしま
うのであれば、絶対に容認することはできません。

 一体、自民党は、どこへ向かおうとしているのでしょうか。

 党内にも様々な意見があります。

  それぞれ納得できるところもありますが、総選挙を目前に控えて
ともかく当面の利害だというのでなくて、この国のあり方をどう考
えるのかということが必要です。

  高齢化は進み、少子化は止まらない。医療費をはじめ社会保障費
は25兆円にものぼり、一般歳出の半分を占めるようになっています。
公務員の人件費は5兆円、公共事業は7兆円、文教予算は5兆円、防衛
予算は5兆円、農林水産予算は補正を除く当初予算で2兆5000億円、
ちなみに環境予算は2,200億円です。

 予算の多寡を言いつのるわけではありません。この構造をどうす
るのかということです。

 海外への売り込みで成り立つ輸出企業は、安い派遣労働と海外の
労働力に頼って次々と海外へ移転し、国民所得を著しく落とすこと
につながりました。

  国際化や貿易投資の自由化は世界の潮流として、WTO交渉は「早期
妥結」が声高に叫ばれ、重要品目や義務的輸入枠の扱いについて国内
農業を維持しようとする声はかき消されてしまっています。

  そして、いたずらな自由化に抵抗する農協には古いシステムという
レッテルを貼り、「農協はいらない。農協があるから日本の農業は
破壊されている」(朝日新聞)とまで攻撃しています。

 高齢者やその介護を地域で支え、安定した医療を公的病院が提供
する。少子化の中で、負担増を覚悟した年金の仕組みを維持する。
農業者は、安全安心な国産農産物を目一杯つくる。美しい景観を維
持し誇りある村や町をつくる。そうした内需拡大中心の経済運営を
目指す。

  今こそ、そうした政治への転換のチャンスです。

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