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山田としお メールマガジン174号
「ふるさと対話」集会に出席

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    ***山田としお メールマガジン No.174***   
   
                 2010年2月8日発行

        山田としお公式ホームページ
      (http://www.yamada-toshio.jp/)

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             「ふるさと対話」集会に出席

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 1月30日、自民党三役を中心として、全議員が一度は参加する形
で全国各地にて開催している、少人数でマイクのいらない「ふるさ
と対話」集会に出席しました。

 私に声をかけていただいたのは千葉の林幹雄副幹事長で、先生の
選挙区の多古町と香取市佐原の集まりです。多古町は、三和酪農協
の会議室で、酪農家中心に30名ほどの集まり、佐原は、商工関係者
にJA佐原の組合長以下の役員も加わっての集まりでした。

 三和酪農協では現地に早く着いたので、出迎えていただいた石橋
組合長さんに頼んで、3戸の酪農家を見せていただきました。200頭
の搾乳と繁殖子牛を年に200頭販売する岩渕牧場、230頭の搾乳を行
う石橋組合長の牧場、トウモロコシと牧草の自家での確保を努力し
ている36頭を搾乳する小川家です。

 糞尿は堆肥盤で発酵させ、近隣の野菜農家に無料で持って行って
もらっています。そういえば、厳冬にもかかわらず、周囲の豊かな
黒土からは湯気が上がっていました。播種に向けて土づくりがなさ
れているのでしょう。素晴らしい連携です。首都圏を控えて、酪農
と野菜づくりがしっかりと結びついています。また、酪農協では、
遊休地が出たら直ちに斡旋して、トウモロコシのホールクロップ用
の栽培を進めていました。いい勉強をさせていただきました。

 ところで、どの農家でも、中国からの研修生が働いていました。
酪農協がきちんと研修生との約束事を農家に守らせているというこ
とです。2年前に、栃木県で2,000頭を搾乳するメガファームを見せ
ていただきましたが、そこでは30数名の中国の女性たちが搾乳して
いました。結局、「食べてゆける経営」づくりのなかで、中国人研
修生に頼らざるを得ない実態を実感しました。そういえば、野菜農
家でも収穫等は中国人研修生に頼っているとも聞きました。

 わが国でもこの不況で、都市では失業者があふれています。これ
らの方々は、年齢的にも、労賃面でも、重労働でもあり、農業雇用
とは結びつかないのでしょうか。それとも、動物相手だったり、土
いじりということで、作業になじまないのでしょうか。子牛はかわ
いいし、自然の中での作業なのに選択できないのでしょうか。それ
とも仕組みに問題があるのでしょうか。子供の頃から、農業を体験
し、動物や自然に親しむことが必要だということかもしれません。

 わが国は、企業も中国に進出しているし、貿易総額は米国を抜い
て中国が第1位になりました。毒ギョーザ事件のときは中国からの
野菜や加工品の輸入は減少しましたが、今や元の水準に戻り、食生
活は相変わらず中国に依存しています。そして、農業生産の現場で
も中国に依存しています。一体、この国はどこへ向かうのでしょう
か。

 2月5日には、自民党の畜産酪農対策小委員会のメンバーで、鹿児
島の黒毛和牛肥育500頭の平国農場を訪ねました。畜舎を森林組合
と連携した間伐材の利用で安価に建設したそうです。そのため、厳
格な建築基準に縛られる国の補助事業は使わず、近代化資金の借り
入れで対応したといいます。木は臭気にも腐らず美しい。涼しげな
畜舎で牛も居心地が良さそうでした。ここでもいい勉強をさせてい
ただきました。

 ところで、ここでも乾草は米国等から、稲わらは中国から仕入れ
ていました。以前は、佐賀県から買っていましたが、カットや運搬
コストに手間がかかり、諦めたといいます。

 中国人研修生も、中国からの稲わらも、背に腹は代えられません。
しかし、鳩山総理の中身が見えない「東アジア共同体構想」を、も
はや地で行っていることにならないのか。この国はこれでいいので
しょうか。

 佐原での対話集会では、出席者から「民主党は、戸別所得補償制
度を公約し、全ての農家に10アール当たり1万5000円を出すという。
自民党は民主党の批判をするだけで民主党を超える政策をまとめて
いない。自民党は、3万円を出す案をまとめてみろ」という激しい
意見をいただきました。私は、「3万円を配るのは魅力的だが、そ
れでは農業は変わらないし、財源も続かない」と申し上げましたが、
苦しかった。「我が国の農業をこうする」という提案を、自民党は
急がなければならないのです。

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