メールマガジン Mail Magazine

山田としお メールマガジン192号
初めてのテレビ入り質疑

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    ***山田としお メールマガジン No.192***   
   
                 2010年8月6日発行

        山田としお公式ホームページ
      (http://www.yamada-toshio.jp/)

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                初めてのテレビ入り質疑

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1.初めてのテレビ入り質疑
  
 8月4日、テレビで生中継された予算委員会で初めて質疑に立つこ
とができました。
 
 今国会の予算委員会は2日間のみで、当初は私の登場はないだろ
うと見ていましたが、消費税等の経済・財政問題、普天間等の外交
問題、政治とカネ、そしてコメ・口蹄疫等の農政問題とテーマが設
定され、私に順番が回ってきました。
 
 もっとも、時間は「片道10分間」でした。『片道』というのは、
質問者の発言時間だけをカウントし、答弁者の時間はカウントしな
い方式で、参議院予算委員会だけのルールです。なお、『片道』の
場合も、おおよその時間を見込んでおくことが必要であり、片道の
質問時間に対して2.5倍程度の時間を見込むこととしています。そ
のため、私の場合は、25分程度の持ち時間となりました。
  
 これまで、予算委員会の質疑は何度も経験し、歴代の総理にも質
疑してきましたが、テレビで生中継されるとなると、その緊張たる
や別格で、質疑事項も含めて力が入りました。ところが何事も同じ
で、力が入った分、あれもやりたい、これもやらねばと、準備が多
すぎて前夜の睡眠も短く、結局、肝心の質疑はふわ〜っと始まり、
ふわ〜っと終わってしまいました。自分で点数をつけると40点ぐら
いでしょうか。
 
 もっとも、終わってから、電話やメールを多くいただいて、皆さ
んからは「よかったよ」と激励してもらいました。皆さんの思いや
り、ありがとうございました。ビデオで振り返ってみましたが、も
っと言いたいことの焦点を絞り、相手の答弁に、臨機応変に対応で
きるようにすればよかった。反省しきりです。

2.質疑の収穫と反省
  
 ところで、質疑では、次のことを明らかにすることができました。
  
 一つは、米価が大きく下落している現状をテレビを通じて広く皆
さんに知ってもらうことができました。総理も、「これほどまで下
がっているのか」との答弁をしていました。
  
 二つは、米価の低落が22年産にも影響することが必至で、米の戸
別所得補償の変動部分の差額補てんの仕組みに問題があることや、
米価の下落が財源上の問題を生じかねず、そのことが、23年度から
の戸別所得補償制度の本格実施に影響を与えかねないという構図を
皆さんに示すことができました。
  
 三つは、その意味でも、米価の著しい低下を避けるための過剰在
庫対策をどうするかについて、問題提起できたと思います。
  
 しかし、私がもっと抱えていた、次のような問題を提起すること
ができませんでした。
  
 一つは、過剰在庫対策に取り組むかどうか、総理や大臣から前向
きの答弁を引き出すことができませんでした。特に、生産者が拠出
する形でつくりあげ、今こそ役立つ仕組みであった集荷円滑化対策
を、農水省はどのような意図があってか廃止してしまいましたが、
このことの追及もできませんでした。
  
 二つは、23年度からの戸別所得補償制度の本格実施にあたって、
鳩山総理(当時)が言明していた「地域の基幹作物である野菜、果
樹、畜産、酪農なども当然ながら戸別所得補償の中に組み込んでい
く」という答弁の信憑性を追及できませんでした。
 
 三つは、戸別所得補償制度に内在している米価下げを補てんする
変動支払の仕組みの問題や、地域農業の多様な担い手を作り上げる
ための規模拡大加算等の仕組みの必要性を追及できませんでした。
 
 四つは、来年度予算は10%削減という概算要求基準において、戸
別所得補償制度の本格実施に伴う予算が確保できるのかどうか。ま
た、農業・農村整備事業予算に影響を与えることになるのではない
か等について、質疑できませんでした。
  
 どうも、できなかったことばかりが多くなってしまいましたが、
質疑の翌日から、新聞各紙が米の需給や価格について報道し始めま
した。そのきっかけをつくることができたのは、まあ良かったと思
います。農業者の皆さんにとって、大変な問題であるこれら残され
た課題は、今後の農林水産委員会等で全力を挙げて追及してゆきま
す。ご期待ください。

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