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山田としお メールマガジン249号
新しい年に決意

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      ***山田としお メールマガジン No.249***


                      2012年1月1日発行

                  山田としお公式ホームページ
              (http://www.yamada-toshio.jp/)
 
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                新しい年に決意
 
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 新しい年を迎えました。皆さんそれぞれ、いろいろな形でお正月
をお迎えのことと拝察します。私は、年末から帰省し、白い雪につ
つまれて寒さが身にしみる故郷富山の田舎家で元日を迎えています。

【昨年は、大変な年でした。今年も大変です】

 1000年に一度と言われる大震災、決してあってはならない原発事
故、10カ月経っても復興と収束が見えない対策の遅れと被災者の苦
しみ、政権を取ってから2年で3人目の、それも一転して圧倒的な市
場原理主義の野田総理の誕生、そしてTPP交渉への二枚舌によるご
まかし参加判断、どこを向いているのかわからない農政の混乱、長
期にわたるデフレの継続と景気の低迷、先が見えない円高や経済・
財政問題、ヨーロッパも含めた国際金融の危機、北朝鮮の金正日総
書記の死去がもたらすアジアの緊張、アフリカ・アジアの独裁的な
政治体制の崩壊等々でした。

 今年は、これらのすべてを抱えたまま、さらに深刻化する事態に
こたえてゆかねばなりません。少子高齢化に伴う社会保障制度と税
制の見直し対策、TPP交渉等の本格化、その前哨戦としての規制緩
和や制度見直しの動き、意図された農協等への攻撃が出てきます。
そして必ず政局が来ます。


【この国をどうするのか】

 私は、人生の中で、昨年ほど「この国をどうするのか」と考えた
年はありませんでした。政治家になって4年半、政治家が出来る限
界を痛いほど感じます。しかし、この国において、選挙制度の問題
もあるにしても、その仕組みで選ばれた政治家が選挙制度の仕組み
のあり方も含めて、判断して行かないと前に進まないこともわかり
ました。何としても、この国のあり方を変える、多くの国民が安心
して生活し、将来に希望を託して頑張れる国づくりに全力を上げる。
そのために一介の参議院議員として何が出来るのか。新しい年を迎
え、皆さんの指導と支援を得ながら頑張りたいと覚悟を決めました。

 そこで具体的に何をするのか。


【「新しい日本型資本主義を考える会」を立ち上げます】

 「新しい日本型資本主義を考える会」を先輩議員や仲間でつくる
動きを始めています。これは直接的には、「TPP参加の即時撤回を
求める会」の議論の中で立ち上げを決めたものです。問題意識を並
べてみると、果たして「新しい日本型資本主義を考える」という名
称が適切なのかと考えざるを得ないところもあるのですが次の通り
です。

1つは、今のままの市場原理主義、新自由主義で、国際的な金融資 
       本経済に巻き込まれたままでこの国の将来を描けるのか、 
       デフレや景気の低迷や雇用の問題や所得減を克服できるの 
       か、少子高齢化の中でこの国の経済と財政を維持してゆけ 
       るのか、しっかり考えなければなりません。
   
2つは、安定した仕事を持って働き生活する、家族を持つ、地域の 
       コミュニティの中で仲間とともに地域を守る。このことの 
       意義を国民全体で考えることです。そのためには教育や文 
       化や伝統を大事にすることや、宗教や家族のきずなを考え 
       ることとも関係します。

3つは、その是非はともかく、TPPやEPA/FTAに象徴される世界の各
       国との協調・交流や貿易・経済の連携です。国境を越えた 
       原理で動く多国籍企業の動きや、複雑極まりないITを駆使 
       した国際金融のグローバル化は止めようがないかもしれま 
       せん。しかし、そこに各国の特性を踏まえた国柄の尊重、 
       お互いの発展を念頭に置いた連携のあり方、知的材債権の 
       尊重、自国の論理を押し付けるのでなく各国が等しく発展 
       できるルールづくりがなされなければならないのです。米 
       国主導のTPPのあり方を見るとき、今は頓挫しようとしてい
       る多国間の平等なWTO交渉がいかに大事だったのかを痛感し
       ます。これは米国と中国が壊したのです。そう考えるとき、
       あらためて、ヨーロッパやアジアやアフリカの諸国と連携 
       した「各国の多様な農業の共存」を目指した運動を再構築 
       する必要があるのです。TPPは形と内容が悪いのです。

4つは、政治のあり方についてです。「国民生活が第一」と言って 
       選挙した政党がそれをかなぐり捨てて、正反対の市場原理 
       に走っている姿は異常です。まして、多数を取って与党に 
       なっているのに、党内は四分五裂の状態にある。選挙で議 
       席を失いたくないので我慢して一緒になっているにすぎま 
       せん。これでは政党と言えません。理念と政策を持って、 
       国民の審判を求めるべきです。国民が少数党派も含めて議 
       員を送れる、そういう選挙制度に作り直す必要があります。
       ともかく議員になるために、ただ勝てる政党から立候補す 
       るというような小選挙区制は間違っています。中選挙区制 
       度に変えるべきなのです。


【これからも頑張ります】

 ところで、私のメルマガは昨年一年間で40号を出しています。お
およそ一週間に1回になります。見ていただく会員の登録は4280程
度ですが、経済評論家の三橋貴明さんが、人気があるご自分のブロ
グで私のメルマガを評価して下さり、加入を呼び掛けていただいた
ので増えましたし、そのためか、多様な皆さんからメールをいただ
き励まされてもいます。地方に行っても、「メルマガ見てるよ、よ
くわかるよ、大変だね」とうれしい言葉も頂きます。

 今年も多くのご指導とご支援をお願いします


 なお、自民党が、TPPに関して広報用のニュースを出しています
(自民党ホームページ:
 http://www.jimin.jp/activity/colum/115185.html)。
 これは、党の外交・経済連携調査会(高村正彦会長)
の小委員会(林芳正委員長)でまとめたものです。「自民党の姿勢
がはっきりしない」と各地で言われていたのですが、私は農林部会
長として、小委員会の少数委員の一人として、メモも提出して意見
を述べ、また党の衆参全議員・支部長懇談会で意見を述べたこと等
が反映されていると受け止めています。まだまだ不十分だとおっし
ゃる方もおいででしょう。どうぞご意見を下さい。

 ともかく頑張ります。



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