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山田としお メールマガジン252号
二度目の本会議登壇

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      ***山田としお メールマガジン No.252***


                      2012年2月10日発行

                  山田としお公式ホームページ
              (http://www.yamada-toshio.jp/)
 
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                二度目の本会議登壇
 
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【補正予算の賛成討論で】

 二度目の本会議登壇の機会がすぐにやってきました。

 約2兆5千億円の第4次補正予算の賛成討論です。通常は、該当委
員会の理事ないし委員がこれに当たることになります。2日半の予算
委員会の質疑に登場しなかった委員に順番が回ってきたということ
でしょう。私が予算委員会の質疑に出るとなると、確実にTPPをテー
マにすることになります。党大会で経団連会長のTPP推進の挨拶を
ヤジったことは、皆さんご存じで、ここで私を登場させるとTPP賛成
の委員から異論が出かねません。その一方で、私を登場させて、
TPPをしっかり言わせろと言う声もあり、その間を取って、何を話して
もいい「討論」、それも無難な「賛成」討論に登場させるということに
なったのかもしれません。それはそれでありがたい配慮なので、一
も二もなく引き受けさせていただきました。10分間と短いのですが、
全議員の前で、総理以下全閣僚が出席しているなかで、きっちり主
張できるから思い切ってやってやろうと決意しました。


【経験も戦略もない民主党政権は国益に反する】

 さっそく、一気に草案をつくり、(1)補正予算について、内容に不満
であるがいささかなりとも復興につながるものとして賛成するものの、
原発事故救済基金の造成をこそ盛り込むべきだったこと、(2)原発
事故の除染が進んでおらず、汚染稲わらも農家の納屋に動かせな
いまま積みあがっており各地から悲鳴が上がっていること、(3)予算
委員会の質疑で明らかになった、社会保障と税の一体改革と関連
した年金試算の公表問題等の民主党内の混乱ぶり、原発事故対
策本部等の議事録未作成問題など、戦略も覚悟もない民主党政権
の対応、(4)妥協に妥協を重ねかねないTPPへの対応問題を盛り込
むこととしました。

 原稿は、幹部による会議で目を通すことになっており、TPPの分量
が多すぎることと、外交問題を盛り込むべきとの指摘があり、結局、
在日米軍再編計画の見直し問題における田中防衛大臣の迷走ぶ
りと野田総理の任命責任を追加し、TPPはそのままにして、本会議
場に臨みました。

 二度目なので、相当緊張はほぐれていましたがゆとりはなく、内容
からして笑顔を見せるわけにもいかず、原稿から目を離せずに終
わってしまいました。難しいものです。

 自民党席から激励のヤジもありましたが、本予算では大幅に削っ
ておきながら補正予算で800億円の農業農村整備予算を盛り込んだ
のは選挙が近いと見て集票の道具にしていると批判した時は、民主
党席から「自民党がそれをしてきたじゃないか」とヤジが飛びました。
本当によく聞こえます。

 「『国民生活が第一』と主張して選挙を行い、今もそれをスローガン
にしている野田政権が一転して、市場原理そのもの、新自由主義
そのものに転換してしまったことに、国民は驚きを隠しきれないでい
ます。もはや経験も戦略もない民主党政権の存在自体が国益に反
すると言わざるを得ません。一刻も早く退陣されるべきです。」と締
めくくりました。


【「99%がTPPだ」との批評】

 TPPについては、個々のことを言うよりは、基本的な指摘をきっち
り主張しておくことがよいと考え、これまでの予算委員会や農林水
産委員会でも言ってきたことですが、改めて、全議員や全閣僚に訴
えておくことがいいと考え、言わせてもらいました。

一つは、菅政権・野田政権にはTPP推進の戦略は無い。普天間問題 
      での失敗を取り返すために米国の機嫌を取りつくろうとするもの
      でしかなく、このままでは妥協に妥協を重ねることになりかねな
      いこと。

二つは、米国へは「交渉参加を判断した」と言い、国内では「交渉
      に参加したわけではない」「情報を得て、国民的な議論を経
      て、結論を出す」と二枚舌を使っている。そしてその実態たる
      や、交渉内容は機密になっているとして情報を隠し、まして、
      結論を出すための判断基準を誰も検討していないため、米国
      の産業界等の様々な要求をそのまま受け入れてしまうことに
      なること。

三つは、米国もアジアの成長を取り込みたいとしているが、それな
      らアジアの要求、すなわち「各国の多様な農業の共存」がはか
      られるべきであり、アジアの国々は「聖域なき関税撤廃」の
      TPPには加われない。「TPPの形と内容が悪い」と米国に提言
      することが日本の役割であること。

四つは、WTO交渉でこれまで共闘してきたヨーロッパの共通農業総
      局も「日本は一体どうしたのか」と驚き、GMO食品や成長ホル
      モン剤入り食肉の扱いで長年米国と争っているEUは、日本の
      TPP交渉参加は裏切りと映り、怒りを隠さなかったこと。

 これらを強調し、野田政権には経験も戦略もないと言わせてもら
いました。

 終わったあと、「良く言った」「良く分かった」と声をかけてもらいま
した。もっとも幹部からは、「99%がTPPだったぞ」と言われましたが、
実際は3分の1程度でしかなかったわけで、良くも悪くもよほどTPP
の印象が強かったということなんでしょう。まあ、良しとしましょう。

 それにしても、翌朝の新聞は、米国との事前協議について、「日
本、関税撤廃品目8割から交渉開始」「コメも交渉対象」「車・保険・
農産物が軸」と報道していました。まさに予測通り、妥協、妥協が
進む動きになっています。

 一体この国はどうなったのでしょうか、許せません。


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