メールマガジン Mail Magazine

山田としお メールマガジン260号
危険で目が離せない日米首脳会談

◆◇==========================◇◆

      ***山田としお メールマガジン No.260***


                  2012年4月27日発行

               山田としお公式ホームページ
            (http://www.yamada-toshio.jp/)
 
◆◇==========================◇◆

          危険で目が離せない日米首脳会談
 
◆◇==========================◇◆


【一度決めたことはぶれない】

 24日朝8時から、1時間半にわたって、政権交代選挙に向けた政策
づくりについて、全議員・支部長懇談会が開催され活発な意見が出
されました。一つは、消費税の扱いに関して、社会保障改革の内容
を明らかにすること、二つは、エネルギー政策については、原発再
稼働の問題が各地で混迷しているなかで、わが党も問題を先送りし
ているのではないのか、三つは、問責決議を踏まえてきちんと閣僚
交代を求める行動をとることが必要だ、というものでした。ところ
がTPPについては、最後の方になって、前回の選挙で苦杯をなめた
元農林部会長の西川公也支部長から、党が「『聖域なき関税撤廃を
前提にする限りTPP交渉への参加反対』を決定したことは大賛成
だ」との意見が出された後、逆に東京・神奈川の支部長から、「小
泉改革以前の自民党に戻ってしまった」「TPP推進を政策に出来な
い自民党は情けない」とする、全くTPPの本質をわきまえない発言
が続きました。

 当日の会議は、これまでと異なり、各部会長は最も離れた隅っこ
の席が指定されていて発言しづらい状況にありましたが、私は黙っ
ておれず、「TPPについては、3月9日に党の姿勢を決定しているが、
この徹底が出来ていない。党幹部はきちんと発言してほしい。前回
の総選挙では、北海道、東北、北関東、信越で自民党は徹底して敗
北している。農業政策がいかに大事かきちんと認識するべきだ」と
発言しました。これに対して、茂木政調会長と大島副総裁が、「消
費税とTPPは党として決定している」「一度決めたことはぶれな
い」と締めくくってくれました。


【絶対にやらせてはいけない密約】

 総理が訪米し、今のところは、予算委員会の答弁で、総理は「国
民的論議を行っている最中のTPP問題はテーマにしない」としてい
ますが、沖縄の米軍再編問題、北朝鮮のテポドン失敗後の核実験問
題、中国との尖閣諸島の問題等の安全保障問題に加えて、米国内で
はオバマの貿易政策だと言われるくらいにオバマ大統領がこだわっ
ているTPP問題ですから、大統領サイドから出かねません。日本側
から言い出さなくても、大統領から切り出された時に野田総理はど
う答えるのでしょうか。当然、日米間で実務的なやり取りがなされ
ているはずです。ここで「今回は約束できないが、次回の5月18、1
9日のG8サミットでお会いした時に明らかにします」というぐらい
の密約がなされるかもしれません。これは絶対にやらせてはいけま
せん。

 24日の夕方5時に、超党派の議員集会の決議を官邸の藤村官房長
官に届けました。加藤紘一先生も森山裕先生も都合がつかなかった
ので、私が自民党の代表として加わりました。私は、冒頭に、「ま
さか首脳会談で、総理は交渉参加を言い出さないのでしょうね」と
念押ししました。官房長官は、「議論の最中である。私の方にも両
論の陳情がある。皆さんの前に、商工会議所からTPP参加の要望が
あった。総理訪米までの1週間では煮詰められない状況であると認
識している」と答えられましたが、商工会議所にとどまらず経団連
も経済同友会も参加表明を働きかけているのでしょう。一体この国
はどういう国なんだろうと思います。政権側がどんな考えでいるの
かで方向が決まります。だからこそ、日米首脳会談は本当に危険で
す。


【BSEと小沢無罪】

 翌25日の日比谷野外音楽堂での集会は、全国各地の、生協の組合
員や、沖縄の離島の村長や、農業青年や、漁業者や、消費者代表や、
タレントや、大学の教授など8人が決意を述べる形で進められまし
たが、広がりを持ったいい集会でした。白衣の看護師さんや医師等
がデモの先頭に立ってくれたのも良かったです。

 ところで、大会中に驚きのニュースが入りました。もう収束した
と胸を張っていた米国で6年ぶりにBSEの発生があったというのです。
さっそく翌26日の朝から農林部会を開いて、厚生労働省や農水省等
から知りうる限りの情報を求めました。そして、こうした事態の中
では、一つは、今、食品安全委員会に諮問している牛肉の輸入基準
の緩和は、安直に行うべきでないこと、ましてや、日米首脳会談で、
総理が緩和を約束するようなことは絶対に行うべきでないこと、二
つは、改めて、米国の検査体制等について現地の実態調査も含めて
検証すべきであること、三つは、全頭検査を実施している国産牛は
安全だということを示すこと、を部会でまとめて申し入れました。

 首脳会談で、米国が関心を持つ自動車や郵政や牛肉について何ら
かの約束を取り付けようとしていたオバマ大統領の目算は狂ったは
ずです。外務省も経済産業省もあわててシナリオをつくり変えてい
るかもしれません。

 そして26日、小沢さんの無罪判決が出ました。政局はますます混
とんとするのでしょう。津波や原発の被害者の苦しみを思うと本当
にこんなことをしていていいのかと、私も国会議員として申し訳な
いと思います。所詮、政治も人間がやることなのです。悲しくなり
ます。ただの一議員ですが、しかし一生懸命やります。




◆◇==========================◇◆

●メルマガを見る際に、画面表示の文字設定のなかで、文字を大き
 く表示されるよう設定することで、読みやすくなります。

●山田としおの公式ホームページを全面リニューアルしました。
 新たな取り組みとして「山田としおチャンネル」(国会での質問
 の動画等を掲載)、「ブログ」、「国政報告バックナンバー」等
 があります。
 ぜひ一度ご覧ください。

【ホームページ】http://www.yamada-toshio.jp/index.php
【山田としおチャンネル】
        http://www.youtube.com/user/YamadaToshio
【ブログ】http://ameblo.jp/toshio-yamada/

◆◇==========================◇◆

●配信を停止されたい方は、下記のページから配信停止のお手続き
 をお願いします。

【山田としおメールマガジン 配信停止】
https://ssl2.another-staff.ne.jp/ja0026/mailmagazine/index.h
tml

●これまでに配信したメールマガジンの内容は、以下のURLから
 ご覧いただけます。

http://www.yamada-toshio.jp/mailmagazine/list.html

●お問い合わせ
 本メールに関するお問い合わせは、
         info@yamada-toshio.jp までご連絡下さい。
◆◇==========================◇◆
  〈山田としお後援会〉
      〒100-6826  東京都千代田区大手町1-3-1
                 TEL  03-3286-3924
   Copyright(C)Toshio Yamada all Rights Reserved
      発行:自由民主党東京都参議院比例区第三十四支部
     ---掲載記事の無断転載を禁じます---
◆◇==========================◇◆

お問い合わせ Contact

【山田としお国会事務所】

〒100-8962
東京都千代田区永田町2-1-1 参議院議員会館809号室
TEL:03-3581-3111(代)、03-6550-0809(直)
FAX:03-6551-0809

【山田としお後援会(全国)】

〒101-0054
東京都千代田区神田錦町1-23 宗保第2ビル3階
TEL:03-6380-8280
FAX:03-3293-0321

TOPに戻る