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山田としお メールマガジン284号
さあ、これからだ

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       ***山田としお メールマガジン No.284***


                    2012年12月17日発行

               山田としお公式ホームページ
            (http://www.yamada-toshio.jp/)
 
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            さあ、これからだ
 
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【概要】

 総選挙は、自民党が大勝しました。ひとえに、民主党の政権与党と
しての力の無さが原因です。一方、大勝した自民党もよほどの覚悟が
必要です。でないと、来年7月の参議院では、再び政局が来かねないか
らです。大胆なデフレ対策、社会保障改革、災害復興対策、原発対策に
万全を期さねばなりません。そして「形と内容が悪い」TPPは絶対に妥
協できません。

 さあ、これからです。頑張ります。

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【政権政党たりえなかった民主党の3年間】

 総選挙、自民党が大勝しました。原因は一杯ありますが、これか
ら様々な分析が進むでしょう。

 私の印象だけを申し上げます。

 一つは、だいたい4年の任期の残り半年に迫っての解散は、どう
しても与党の失政で、野党サイドから攻められて、どうにもならな
くなって解散することになるのでしょう、前回の自民党麻生政権と
同様です。今回も、民主党は離党続きで党の体制をなしていません
でした。

 二つは、野党として3年3カ月、地元で活動していた議員は、当然
強い。それも反映しました。

 三つは、第三極という形で、国民意識の多様化の中で小政党が乱
立しましたが、小選挙区制のもとで、得票率は少なくても得票数の
第一党が当選する仕組みです。比例で救われると言っても、限度が
あります。

 四つは、民主党は政権交代後、代表は鳩山氏、菅氏、野田氏と
続きましたが、それぞれが同じ党の代表かと疑いたくなるほど思想
が違っていました。普天間、尖閣、大震災と原発事故、TPP、そし
て景気対策、財源問題など、これらの問題への党としての対処が稚
拙でした。党のまとまりも欠いていました。政権交代のための選挙
互助会的な党として、党の綱領もなく、右から左まで、そして議員
が一堂に会して議論できる党本部もなく、議員会館や院内の定まら
ない机や椅子の配置の中で、移動していました。党として、議論を
まとめる最低条件が整っていませんでした。そんな中で一部の特定
の幹部のパフォーマンスだけが目立っていました。混乱するのは当
たり前でした。


【大勝した自民党の緊急課題】

 さて、与党となる自民党、そして間違いなく連立を形成する公明
党には、多くの難問が控えています。選挙戦の中で、多数の政党間
の論議がマスコミを通じて報道されていたので、課題は明らかです。

 一つは、当面するデフレ克服対策です。

 これは党内で全く異論はありません。日銀と連動したより効果的
な金融緩和対策と、早急な補正予算対策、そして25年度予算の組み
直しです。

 二つは、社会保障国民会議での議論をしっかりと行うことです。

 これは自民党・公明党・民主党の思想は相当異なりますが、与党
の自公を中心に、「自助・共助・公助」のバランスを基本にしっか
りとまとめようではないか。もっとも、民主党が、大敗し、参議院
選を目指してどんな動きをするかが変動要因になるかもしれません。

 三つは、対中国等の外交問題です。

 これは国防軍という名称や集団的自衛権の運用、さらには憲法の
改正手続きの具体化等とも関連しますが、時間をかけて、しかし、
筋を通して整理してゆこうではないか。

 四つは、TPP問題です。

 これは、経済界やマスコミがさらに大騒ぎをして自民党の決断を
迫ることは間違いありませんし、国民の間にも、景気対策や外交防
衛問題とも関連して、一気に米国追随の動きが出かねない心配があ
ります。しかし、自民党は、公約に盛り込み選挙で勝利を収めたの
であり、「形と内容が悪い」TPPは、米国主導の前提条件を改めさ
せる各段階にわたる協議を行い、それこそ交渉力を駆使して改めさ
せねばなりません。決して妥協させない取り組みをきちんとやって
ゆきたい。

 これから厳しい党内闘争になるかもしれません。もちろん、TPP
推進派を納得させるためにも、景気対策・貿易促進対策のためにも、
WIN-WINを基本に、ASEAN諸国や日中韓やEUとの協定締結をしっかり
進めたい。
 
 五つは、農林漁業政策です。
 
 直ちに、25年産米対策をどう進めるのか、戸別所得補償制度の見
直しと法制化をどう進めるのか、予算確保対策も含めて緊急の課題
です。日程的に可能かどうかという問題があるわけですが、我われ
が野党時代に、戸別所得補償制度の見直しと関連して立法化した多
面的機能直接支払法案と担い手総合支援法案の成立をはかることも
緊急の課題です。畜産の飼料対策もあるし、野菜・果樹、林業・水
産業対策、さらには基盤整備やバイオマス・エネルギー対策も課題
です。

 六つは、税制対策も課題です。
 
 特に民主党が検討していた相続税やたばこ税の引き上げは絶対に
認められませんし、CO2の森林吸収減対策に充てる税源対策も課題
になります。

 七つは、原発問題です。
 
 自民党は、3年間で再生可能エネルギーの確保や電力需要の見通
しを踏まえたうえで、原発の再稼働や廃炉については、安全性を最
も優先し3年以内に結論を出すとしているが、脱原発依存の声が広
がっているなかで、さらに具体的な方向をきちんと示してゆかなけ
ればなりません。

 もちろん、東北の復興対策と、福島の被災地や避難を強制されて
いる被災者の対策は、民主党とは違うレベルで万全なものにしてゆ
かねばなりません。

 思いつくだけでも、課題は山ほどあります。


【参議院選に向けて、再び政局の心配】

 さて、来年7月には参議院選があります。衆議院選に出馬し参議
院議員を辞めた比例議員の補充は行われましたが、選挙区議員の補
欠選挙はこの段階では行われません。それらを勘案しても、現段階
で参議院は、自公で15人不足します。これでは、自公政権の対応と
野党のまとまりいかんでは、参議院選挙までに問責決議が可決され
かねないのです。

 多くの緊急課題に、自公政権はどう対処するのか、相当の覚悟が
必要になります。そして、参議院選いかんでは、再び政局が来かね
ないのです。

 「まっとうな日本をつくる」観点で、さあ、これからだ。頑張り
ます。


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