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山田としお メールマガジン414号
全国を飛び回っています

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        ***山田としお メールマガジン No.414***

                    2018年8月20日発行

                 山田としお公式ホームページ
              (http://www.yamada-toshio.jp/)

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                  全国を飛び回っています

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【皆さんに感謝】

 皆さんに、来年夏の3期目の挑戦について、ご支援をいただき、
そして党の公認もいただき、今、全国を飛び回っています。JA等
への本格的な訪問は、来年以降の取り組みになると考えています。

 現段階でお伺いしている形は、従来から年間計画で予定されてい
る農政懇談会での、御礼と国政報告と私の決意を申し上げるものか
ら、JA組合長と農政連役員の合同の国政報告会であったり、地区
の数JA合同の農政学習会であったり、都市県のJAによる都市農
業施策に関する情勢報告会、中央会理事会での挨拶と決意表明、農
政連総会での推薦状授与式での決意表明等です。また、災害対策で
日程が容易でない中央会の会長さんはじめ役員の皆さんへの早朝で
の挨拶だったり、ブロック県の会長はじめ役員の皆さんの農政対策
懇談会での挨拶もありました。また、わざわざ上京の機会をとらえ
て、会長さん以下で推薦状をもって議員会館を訪問いただきました。
感謝、感謝です。

 ともかく皆さんにお世話になり、年内には、何らかの多様な形で、
全都道府県を訪問させていただきます。10月に入ると国会が始まる
ので日程が制約されますが、その合間を縫ってお訪ねしますので、
どうぞ、皆さんのご配慮をお願いします。また、各県、各JA等で
様々な集まりがあれば、お訪ねし、各地で抱えておいでの課題やご
意見をお伺いし、私の取り組みの糧にしたいと決意しています。


【自己改革の取り組みで、JA攻撃を跳ね返しましょう】

 私は、各地の国政報告では、規制改革推進会議と、それに沿った
政府による農協法改正時の到底納得できないJA攻撃に言及してい
ます。そして、話せば話すほど、これまでの農業と農協攻撃の内容
は許せないとの思いにかられます。私は、与党自民党の議員である
わけですが、党内でも多様な議論があり、私と同じ意見の議員や、
もっと幅の広い考えで農業と農協の現状をとらえておいでになる議
員もおいでです。

 しかし、政策の方向としては、「儲かる農業を作る」「担い手が
育つ所得を実現する農業を作る」「輸出を増やす」「ロボット・A
I等新技術を活用した経営を作る」等々を目標として掲げ、それに
沿って、農地中間管理機構による農地集積の強化や、「事業を行う
に当たっては、農業所得の増大に最大限の配慮をしなければならな
い」とするJA改革や、農業委員会の農地流動化への取り組みの強
化や、農外の株式会社の農業参入の促進等が謳われている。

 本当に、その方向で、わが国で、そうした強い農業と農業者を作
れるのかというと疑問が残らざるを得ないのです。


【日本の地域と農業を壊す日経調報告】

 私は、以前にも、当メルマガでも報告していましたが、経団連等
経済界が出資している日本経済調査協議会(日経調)が、平成29年
5月に出している報告書が気になるのです。委員長は、農水省の元
次官です。優秀な方で、私もJA全中の時、食糧法や生産調整問題
等で議論した方ですし、座長は、東大の教授で規制改革推進会議の
メンバーです。ほかにも、食品流通関係者や商社や食品加工や農業
生産法人等の委員で構成されています

 その報告書は、大部のものですが、私が要約しました、下記の
「提言1、フロンティアの支援を基本とする農業政策」は、報告の
全体を総括したものですが、私の意図的な改ざんは無くただ要約し
たものです。

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提言1、フロンティアの支援を基本とする農業政策

・農業政策が後ろ向きであり、現状維持ないし平均的な農家の維持
を目的に行われてきた
・日本農業の成長は、皆が手を携えて仲良く歩を進めるものでな
・したがって、日本農業の20年後に明るい未来を見るためには、フ
ロンティアに立とうとしている農業者・企業の活躍の場を広げなけ
ればならない
・農業経営者の能力を最大限発揮する制度改革を行うことである
・これまでの農政で農業経営者の最大の足かせになっていたのはコ
メの減反政策である
・生産調整と飼料米生産の対策をやめて、日本の国内市場における
コメ価格は20年後までに国際価格に限りなく近づけるべきであ
・制約と規制が重くのしかかる農地制度が問題である
・農地が市場を通じて流動化するシステムが必要である
・問題は、農外からの新規参入と所有に厳しい規制があることであ
る
・農地法を撤廃する、農地の管理や転用規制は地域の土地管理委員
会のような審議会に任せる
・農地指定を受けた土地ではだれでも自由に農地の取得と利用を可
能とする
・農地中間管理機構が進まない以上、さらに抜本改革する
・平均的農政から脱却し、最先端の農業を積極的に後押しする
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 皆さんお読みになって、果たして、この方向で、日本の地域と農
業をどうしようというのでしょうか。大規模経営の米国並みの農業
を作ろうというのでしょうか。全く、日本の実態を踏まえていませ
ん。ましてや、その米国の農業も大きな格差があり、そして、多様
な収入保険等の仕組みで支えているのです。そのことにはまったく
触れていません。
 
 そして、危険なのは、現政権の農政推進機関である規制改革推進
会議が、この政策をそのまま踏襲していることです。本当に、この
方向で、日本の地域や農業や家族農業は、生き残れていくのでしょ
うか。政策の方向が、政策の検討の仕方が間違っていると言わざる
を得ないのです。
 
 この方向で、JA改革が断行されようとしています。私は、農本
主義者で、「農協べったり」なので、とりわけ、そう思うのかもし
れませんが、絶対に容認できないのです。これでは、日本の地域も
農業も壊されます。大切な日本そのものが壊されます。


【田舎で、定例の「ふるさとトーク」開催】

 ところで、8月15日に毎年恒例になっている、私の故郷である富
山県小矢部市の集落で(といっても、私の実家がある集落とは10キ
ロほど離れているが、私の実家は、農家をしていたので自宅と納屋
や蔵も含めて、そのまま残っており、シロアリ等で朽ち果ててしま
わないのか心配しているのですが)、その集落出身の馳浩衆議院議
員、橘慶一郎衆議院議員(隣の高岡市在住)、笠井亮衆議院議員
(夫人が当集落出身)、そして私の4人で、2時間議論しました。集
落はじめ、近辺から市長さんや議員さんはじめ、地域の皆さん100
人余がお集まりいただきました。
 
 馳先生が当日、その場でテーマを設定し、馳先生の取り仕切りで
議論するのですが、プロレスラーとは思えず、しかし、高校の先生
だったという実力をいかんなく発揮される楽しい会です。何と、
テーマは今回は7つで、(1)今国会における各自取り組みの報告、
(2)日朝関係改善に向けて、(3)デフレ脱却に向けて、(4)憲法改正
の考え方、(5)人手不足対策、(6)児童虐待防止対策、(7)スポーツ
界不祥事対策です。
 共産党の笠井先生がおいでですから、憲法等、穏やかな中にも、
内容は厳しいものになりましたが、それはそれで面白い。
 
 私も、全般について私の考えを話しましたが、私が一番に言った
のは、日本の農業についての規制改革推進会議の動きが、日本を壊
す、地域を壊しかねないという心配でした。お集りの皆さんは、圧
倒的な農村地域ですが、農業関係者は、場合によれば20〜30人程度
かもしれませんが、しかし、農村集落に住み、農地の賃貸も、生活
も、農協との関わりも、親戚の関係も、地域の防災も、共同活動も
皆さん一体です。それを数人の農業法人組織や、場合によると農外
の会社組織で担うというのでしょうか、という懸念でした。

 高齢化、そして若い後継者が圧倒的に少なくなっています。しか
し、地域に住み、兼業しながら、水利等共同作業も担いながら、そ
れに日常交流の生活があります。安定した明るい、和やかな集落活
動、地域活動があるのです。
 日経調の報告と、それを踏襲し、推し進める規制改革推進会議が
中心になった政策は、それらの取り組みを壊しかねないのです。
 そして、私は最後に、今後の自民党の総裁選では、これらのこと
が争点にされなければならないと訴えました。


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