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山田としお メールマガジン223号
西岡参議院議長の怒り

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        ***山田としお メールマガジン No.223***  
 
   
                    2011年5月20日発行

                  山田としお公式ホームページ
          (http://www.yamada-toshio.jp/)

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                    西岡参議院議長の怒り
 
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【東京の真ん中で街宣】

 東京有楽町で初めて、党の大型街宣車の上から街頭演説をしました。

 参議院政策審議会のメンバーで、ともかく菅総理が国会を延長し
ない、災害対策で必要な第2次補正予算も秋の国会に先延ばしする、
という状況の中で、国民世論に訴えようというものです。私も政審
副会長として役割を果たすべきかと決心して思い切って参加しまし
た。

 有楽町の駅前にこんな広場ができたのかと初めて知りました。数
年前まで小さな店がひしめいていたところを再開発したらしく、街
宣にもってこいの場所です。ともかくここは度胸だと言い聞かせて
マイクを握りました。広場は200〜300人ほどの聴衆だったと思いま
す。

 私は、二つのことを主張しました。

 一つは、神奈川の箱根の麓のお茶や岩手の岩手山の麓の牧草に規
制値以上のセシウムが検出されました。原発から300kmも離れて
います。このままだとこれから収穫を迎える果実にも出かねません。
政府は、爆発の程度や今も放射能が出ていることを隠しているので
はないかと疑念がわきます。安全安心のため、検査を適切に行う、
規制値以上のものは厳に出荷しない代わりに、きちんと補償するべ
きです。ところが、2カ月過ぎた今も全く補償がなされていません。
国が仮払いを行う法律が必要です。そのためにも国会の延長は必要
です。

 二つは、被災地でイチゴをクリスマスに出荷する、そのために準
備するという若い農業青年の動きがあります。希望のあるうれしい
取り組みです。しかし、それをやるには、壊滅したハウスや農業機
械の借金を抱えたまま、新しい借金を積み上げることはできません。
被災したものにかかわる借金は、どこかに一時棚上げする仕組みが
なんとしても必要です。そのための法律が必要であり、国会の延長
が必要です。

 終わった後、丸川珠代議員、片山さつき議員、三原じゅん子議員
には人だかりがして握手攻めでした。ツイッターやブログで検索件
数抜群の山本一太政審会長もそうでしたし、世耕幹事長代理は著書
にサインを求められていました。当然、東京の真ん中で私には全く
なさそうなので、早々に帰ろうとしたところ、遠慮深そうに隅っこ
のほうから、山田さんと呼ぶ声が聞こえました。そして「いい話で
したよ」「農業頑張りましょう」「今度はTPPが都市の消費者にと
っても問題であることを言ってください」と、5〜6人が現れました。

 うれしかったね〜。帰らなくてよかった。


【菅総理に辞任を迫る西岡議長】

 ところで、会館のエレベーターの中で、総理補佐官として官邸に
入っている旧知の議員に、「やりがいがあるでしょう」と激励した
ら、「総理は全くこちらの言うことを聞いてくれない」「よその党
の人と仕事をしているみたいだ」「関心は延命だけ、そのために国
民世論に迎合する」と厳しく、別れ際は、「一緒にやりましょう」
と握手されました。一体民主党はどうなっているんでしょうか。

 西岡参議院議長の「菅首相、貴方は、即刻、首相を辞任すべきで
す。」で始まる5月19日付の読売新聞への寄稿文もすごかったです。
大災害に際して総理が役割を果たしていないし、その責務にも自覚
がないという6つの罪状が記されたものです。これらのことは民主
党内でも共通認識になっているのでしょう。

 一方で、総理の権力は「国会議員300人に相当する」と、つい最
近もお会いした海老沢NHK元会長がおっしゃっていたが、全くその
通りで、衆議院で不信任決議案を可決しないと、本人がやるという
限り降ろせない。国民世論がよほど悪くなって、内閣支持率が一け
た台にでもなればぐらつかせられるかもしれないが、震災前に「1
%になっても辞めない」と言っていたので強がりかと思っていたが、
本当にそういう人なのかもしれません。

 そして、浜岡原発をやめるとおっしゃって、支持率は数%上がっ
て20%を超えている。そうした人気とりはうまい。だが、予想した
通り、その後の言い方は、「原発の推進政策を見直すということで
ない」と変えています。原発を見直すから、こうした新しいエネル
ギー政策をやるんだという決意や構想が出てきません。その時々の
言葉だけの人なんでしょう。


【TPP先送りの判断もあいまい】

 菅内閣は、17日に、「政策推進指針」なるものを閣議決定しまし
たが、これがすごい。これまで内閣が基本政策として鳴り物入りで
決定していた「新成長戦略」「エネルギー基本計画」「包括的経済
連携基本方針」をいとも簡単に見直すと言っています。そして、そ
の指針たるや、まさに一点書きのメモ書き程度のものでした。海外
の首脳会議やメディアの前で「第3の開国」と騒ぎ立てたTPP参加方
針も判断を先送りすると言います。それも、「震災や原子力災害に
よって大きな被害を受けている農業者や漁業者の心情、国際化の進
捗、産業空洞化の懸念等に配慮しつつ、検討する」と言い、どう判
断したらいいのかわからない言葉を並べて、どっちとも説明できる
ようにしています。状況によって言い方を変えるつもりなんでしょ
う。

 今は自分に都合が悪い状況なので国会を閉じ、被災地や避難者に
必要な復興構想も人任せ、予算の内容や財源の確保も先送り、原発
の収束も人任せ、2か月以上にわたり避難所で暮らし、突然セシウ
ムが検出されて大切に育てた作物を廃棄せざるを得ず苦しむ人たち
への対策も後回しという姿勢です。サミットへ行って、謝って、同
情を買って、目立って、自分の点数稼ぎをしたいということなので
しょう。ともかく、それでやめなくて済むという計算なのでしょう。

 とんでもない。



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