活動レポート Report

議員9年目(2015年7月29日~2016年7月28日)

農協改革や地震等の自然災害への対策に全力で取り組む!!

農協法等改正案に附帯決議を盛り込み、具体的な注文をつける

 平成27年8月、参議院農林水産委員会の委員長として、農協法等改正案にかかる附帯決議を採択し、より望ましい政省令や通達の制定に反映させる。

 この附帯決議の採択にあたっては、議員連盟である参議院農業・農協研究会において、私が事務局長として働きかけ、全国のJA組合長にもご出席いただきながら、意見交換を重ねてきた。当研究会は、農協改革の問題についてだけでも、1年半で18回にわたって開催し、自民党議員の質疑の問題意識と政府の答弁を整理し、附帯決議に盛り込むべき内容について議論を行ってきた。その後、参議院の農林水産委員会で、党内の理事や野党とも協議を行い、最終的に下表の内容をもって、賛成を得る。

農林水産委員長として農協法等改正案にかかる附帯決議を採決し、政令や通達に反映
農協法改正に関する、参議院農林水産委員会の附帯決議(H27.8.27)抜粋
(衆議院の決議に加えて、参議院の決議は特に太字部分を盛り込んで決議している)
  • 農協改革は、「協同組合組織の発展を進める中で、農協が自主的な改革に全力で取り組むことを基本とすること
  • 「農業協同組合法第一条の目的を踏まえ、正組合員数と准組合員数との比較等をもって規制の理由としないなど、地域のための重要なインフラとして農協が果たしている役割や関係者の意向を十分踏まえること」
    「また、改正後の農業協同組合法第七条について、准組合員の事業利用を規制するものでないことなど、その改正趣旨を適切に周知すること
  • 農業協同組合法第一条は『農業者の協同組織の発達を促進すること』を旨としており、その観点から、農協の組織変更は、あくまで選択であり、決して強制的なものではないことを周知徹底すること」
  • 農協の監査費用の実質的な負担を増加させない等の配慮事項が確実に実施されるよう、関係者の協議を踏まえ、試験的な実証を行うなど万全の措置を講ずるとともに、農業協同組合監査士の専門性が生かされるよう配慮すること」
  • 農協等、我が国協同組合の目的・理念について、国民的理解が深まるよう努力すること
    また、農業団体は、食料・農業・農村基本法において基本理念の実現に主体的に取り組むよう努めるものとするとされていることに鑑み、農業団体に関する政策を含む、具体的農業政策の決定に当たっては、食料・農業・農村基本法の施行に関し調査審議する食料・農業・農村政策審議会の意見を尊重すること
  • 農業生産法人の構成要件の緩和に伴い、農地が農外資本に支配されることがないよう、制度を適切に運用すること
熊本地震の発生に伴い現地を視察、一刻も早い復旧に向け支援を

 平成28年4月、熊本・大分を中心に地震が連続して発生し、被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、営農再開や落ち着いた日常が取り戻せるよう、引き続き全力で取り組んでいく。

 震災後、JAかみましきのスイカの選果場やカントリーエレベーター、経済連の園芸集送センター等に伺う。スイカの選果場では、地震で選果機の連結がことごとく外れており、JA役職員の皆さん方の不眠不休の取り組みで、どうにか一部を動かせている状況にあった。また、JAのカントリーエレベーターでは、乾燥調製のパイプが外れていたり、外側の周囲のアスファルトが縦に深く割れて連なっており、それがカントリーエレベーターの下の地面にもつながっていて、空洞になっているのではないかという心配もあるとのこと。現地ではメーカーの皆さんが検分されていたが、これらの緊急修理を行うだけでも数千万〜1億円かかるという。

 また、JAかみましきの本所も訪ね、梅田会長ほか役員の皆様にも実情をお話いただき、JA責任者として、地域の農業と組合員農家のことを一番に心配され、コメの作付などを間に合わせるべくその資金対策をとりたいとのことだった。

 当日は、全国各地からJA関係者の皆様が熊本を訪ねており、北海道の飛田会長、神奈川の高桑会長、新潟の今井会長がお見舞いに見えていた。また、選果場や集送センターには、お会いできただけでも神奈川・栃木・富山・福井・全中・全農等、全国のJAや中央会や連合会から応援に来た皆様が活躍されており、地域に根ざしたJAの存在がいかに大きいかを改めて実感。ともかく、1日も早く地震が収束し、仮設住宅が建設され、落ち着いて片付けや生活ができる状況が必要である。

全国のJAから被災地熊本に結集したボランティア隊の皆さんと
待望の藤木しんや参議院議員が誕生!力を合わせて農政に一層邁進へ

 平成28年7月の参議院選挙で、待望の藤木しんや参議院議員が誕生。私も各地に応援に伺った。藤木議員の頑張りが大きな力となり、皆様の危機感も強く、何としても、ここで農業者とJAグループの力を示しておかねばならないという思いと取り組みが強かったのだと実感。このことは、必ず、今後の農業政策やJA活動に大きな影響を与えると思うとともに、藤木議員と力を合わせて取り組んでいく決意でいる。

藤木しんや議員の初登院時に、国会議事堂を背に力強く握手

山田の本音 メールマガジンより

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